「20代前半で失敗をしてこなかったことが失敗」藁谷さんの働き方

トレーナーの働き方

大学を卒業後、フィットネスクラブのパーソナルトレーナーを経て、現在はフリーのピラティスインストラクター・幼児体育指導者として活躍中の藁谷(わらがい)さんに、今の仕事についた経緯ややりがいについてお話を伺いました!

藁谷さんのご紹介

名前

藁谷幸太(わらがいこうた)

年齢

29歳(1989年生まれ)

出身

神奈川県横浜市

出身校

順天堂大学スポーツ科学部スポーツ科学科

プロフィール

幼少期はアメリカ・カリフォルニア州で12年間過ごす。

大学時代は学生トレーナーとして活動し、元西武ライオンズ・読売ジャイアンツのトレーナーのもとでトレーニング理論やリハビリを学ぶ。

卒業後は会員4000名在籍する大手フィットネスクラブにてパーソナルトレーナーとして活動。

2014年にアメリカでPHIピラティス創始者であるクリスティーン・ルビィ氏のもとでピラティス修行し、現在はフリーのピラティスインストラクターと幼児体育指導者として活動中。

今はどんな仕事をされていますか?

現在はピラティスインストラクター幼児体育指導者として活動してます。

ピラティスインストラクターとしては主にマンツーマンレッスンとグループレッスンを専門スタジオで指導し、

幼児体育指導は業務委託としてフィットネスクラブや体操教室でグループレッスンを担当してます。

今の仕事についた経緯を教えてください

大学卒業したあとはフィットネスクラブでのパーソナルトレーナーがキャリアの始まりでした。

ピラティスと出会ったのは当時尊敬していたトレーナーがPHIピラティスを中心に指導しており、実際にレッスンを受けてとても感動したので、PHIピラティスの資格を取得しました。

その後PHIピラティス主催のアメリカでのピラティスの養成コースを受講し、そこでピラティスの奥深さに感銘を受け、インストラクターとして活動しようと決意しました。

そこから思いきってフィットネスクラブでの活動を全て辞め、現在はピラティス専門スタジオを中心に活動しております。

仕事のやりがいはなんですか?

やりがいは大きく3つあります。

ひとつはクライアント様の人生に貢献できること

運動指導は運動が好きな人から嫌いな人まで、様々なタイプのクライアント様がいます。
そうした中で“どうすれば運動を楽しく、続けてもらえるか?”を考えながら、クライアントの達成感や喜ぶ姿を共有できることは指導者冥利につきます。

もうひとつは仕事の幅が広いことです。
私は現在子どもから高齢者、そして海外の方のセッションも担当することがあり、みずからもあらゆるタイプの方に指導を重ねることで、自分自身が人間的に成長し続けられることがやりがいになっていると思っています。

最後は自分のやりたいことを頑張れば実現することが出来るので、みずから仕事を創りたいという方にはやりがいが感じられ、楽しく活動することが出来ます。

仕事の中で大変なことはなんですか?

私の場合、大学在学中に卒業後のプランがまったくないまま 卒業してしまい、結果的にフリーランスのトレーナーになりました。

卒業した当時は当然ながら仕事がなく、フィットネスクラブで時給のアルバイトしながら、他の場所でみずから営業して収入源を作っていました。

なのでおのずと仕事の時間ばかりになってしまい、一時期は1ヶ月で体重が5キロ落ちたりして、ストレスフルな時期もありました(笑)

またフリーランスは“自己責任”なので、自分が頑張ったと思っても収入につながらなかったりすることもあり、そういう時期はトレーナーの仕事を辞めたいと何度も思いました。

仕事で失敗したことを教えてください

ひとつは長年のクライアント様の信頼を失ってしまったことです。

同じ予約時間に2人の予約をとってしまうダブルブッキングをしてしまったことです。
長年担当していたクライアント様も関わっていたため、築き上げた信頼関係を一気に失ってしまったのは、とても心苦しく思っています。

もうひとつはたくさんの失敗をしてこなかったが、ある意味失敗だと思ってます。

20代前半はとにかく収入源を確保することに意識が向きすぎて、確実に収入につながる仕事ばかりを引き受けていて、自分の成長につながる仕事は避けてました。

もちろん収入は安定するものの、自分の中で思ったような成長を感じれず、モチベーションが下がってました。

もし20代前半に戻れるのならたくさん失敗してもいいので、積極的にチャレンジすることを心掛けて、自分なりに成長した実感を持つようにしたかったです。

スポーツ業界で働きたい人へのメッセージ

日本は2020年に東京オリンピックが開催されます。

多くの方がオリンピックに携わりたいと思っているかもしれませんが、実は私はまったく携わりたいと思っていません。
むしろ私は東京オリンピック後の日本がどういう国になるのかを想像してほしいと思っています。

オリンピック後に日本はどんな状況になってるのか?

私の意見ですが、おそらく日本はオリンピック後には世界からあまり注目されなくなり、他国がより経済的な力をつけてくると考えています。

あくまで自分の仮説なので、今はみずから月1回は海外に行くようにして、自分の目で確かめてます。

私自身が今後海外で活動したいと思っているのもありますが、スポーツ業界うんぬん以前に、

もっと広い視野を持ち、
いろんなことにアンテナを張りながら
真剣に生き方を熟考したうえで、

どういう人生が自分にとって1番楽しいのか
これから働く人には考えてほしいと願っています。

若手・学生トレーナー交流会