大学時代のトレーナー活動や様々な経験を通じて、現在ウェブマーケッターして活動されている白井康司さんにお話を伺いました。どのような経緯で今のお仕事をされているのでしょうか。そしてどのようにスポーツと関わっているのでしょうか。広い視野を持って働きたい方必見です。
白井康司さん紹介
名前
白井康司(しらいこうじ)
年齢
25歳(1993年生まれ)
出身
東京
出身校
法政大学スポーツ健康学部卒
小・中・高と12年間、野球に打ち込む。部活動を引退後、「将来はスポーツに関わる仕事がしたい!」という想いで法政大学スポーツ健康学部に入学。大学時代はアスレティックトレーナーの資格取得を目指し、野球・アメフト・スポーツクラブなどの現場で経験を積む。トレーナー活動と並行して行っていた学生団体での活動がきっかけでマーケティングに興味を持ち、卒業後はトレーナーの道を離れてWEBマーケッターとしてキャリアを積んでいる。
今はどんな仕事をされていますか?
今はプロモーションのベンチャー企業でWEBマーケッターとして仕事をしています。
具体的には、歯科医院さんや整骨院さんを対象にWEB集客のお手伝いやスポーツ系就活イベント・セミナーなどの企画運営や集客、クライアントさんの出版物(本やDVDなど)の通販プロモーションをしています。
今の仕事についた経緯を教えてください
今の会社に出会ったのは大学3年生の時でした。尊敬している先輩がそこの社長にコーチングを受けていて、それについて行ったのがきっかけです。先輩にくっついていくうちに「せっかくなら何か仕事手伝って行ったら?」と声をかけていただき、インターンがスタートしました。その頃はトレーナーをしていましたが、ちょうど進路に悩んでいた時期でした。
そこで前々から興味を持っていた「マーケティング」や「イベントの企画運営」という仕事に触れ、自分はこの世界でもっと成長したいという気持ちが生まれて、トレーナーをやめる事にしました。卒業後、1年半くらい足踏みをした時期もあるんですが、無事に働かせていただいています。
仕事のやりがいはなんですか?
人数が少ない中でいろいろな仕事をしているので、業務を任せてもらえる事や新しい事業づくりに関われる事ですね。一回り以上年上の経営者の方とお話しさせていただく機会であったり、自分でマーケティング戦略を練って挑戦させてもらえたりと刺激的な毎日を過ごしさせていただいてます。もちろんうまくいく事が全てではないですが、上から言われてやる事以上に自分で主体的に考えてやらせてもらえる事が多いので、大変ですがとても楽しいです。
仕事の中で大変なことはなんですか?
やりがいと少し重なりますが、多岐にわたる業務をほぼ1人でやらないといけない事ですね。
人が少ない中でほんとに様々な業務をこなすので、気を抜くと仕事のスケジュールが崩壊します(笑)クライアントさんと電話MTGをしてから、イベント会場を押さえて、自社ブログの更新をして、通販の広告をうって……みたいな。タスクとスケジュール管理能力が磨かれてますね。笑
また、同じ分野での身近な先輩が社内にいないので、常にどこか手探り感もあります。
本で勉強したり、直接社長に相談したりして乗り切っています。
仕事で失敗したことを教えてください
仕事で失敗した事は、引き継いだクライアントさんの案件を契約終了にしてしまった事です。
歯科医院さんのWEBマーケティングのお手伝いだったんですが、引き継いだ仕事という事もあってなかなかコミュニケーションがうまくいかず、結局クレームという形になって契約を打ち切られてしまいました。。。
相手に遠慮してなかなか自分から連絡できていなかったことをとても反省しています。
今ではとにかく連絡を滞らせないように、意識していますね。
スポーツ業界で働きたい人へのメッセージ
僕はもともと「スポーツ業界で仕事がしたい!」という想いで、大学に入って勉強していました。でも今はマーケティングの仕事をしています。仕事の中でスポーツと関わる仕事は1〜2割程度。決して多くはないですがゼロではありません。それに今後さらに増やしていく見通しもあります。
今スポーツ業界を目指す学生さんへ伝えたい事は、「可能性はいくらでもあるぞっ!」という事です。今の自分の知っている世界はすごく小さな枠の中の話です。
トレーナーじゃないとスポーツと関われないのか?スポーツチームじゃないとスポーツと関われないのか?そうではないと僕は考えています。
スポーツにはいろいろな関わり方があって、人それぞれの好きで得意な関わり方があるはずです。僕にとってはそれがマーケティングだと感じています。
学生といういろんな挑戦ができる時期に、いろんな体験をしたらいいと思います。
やったことない事をやってみり、行った事のない場所へいってみたり、知らない業界を教えてもらったり。
そうやって自分の枠を広げた先に本当にやりたい(そう思える)ことが見つかるんじゃないかと思っています。ぜひ今の自分が知らない世界を知ってみてください。