「常に学ぶ姿勢が必要」現役アスレティックトレーナーへ実習インタビュー

アスレティックトレーナーの資格を取得し現在は、パーソナルトレーナーとして活動中の小山田さん。

そんな小山田さんに学生時代の実習とそこで学んだことをインタビュー!

小山田さんのご紹介

名前

小山田 健(おやまだ たける)

年齢

22歳(1997年生まれ)

出身

山梨県

出身校

了徳寺大学

プロフィール

プロ野球選手を目指し小学生から野球を始めるも、自身の実力の壁にぶち当たり、「プロ野球選手の一番近くで働きたい」と思い立ち中学生の時にトレーナーを志す。

柔道整復師、CSCS、AT、健康運動指導士という豊富な受験資格を取得できるということで了徳寺大学へ入学。

実習やインターンなどを行い、トレーナーとしての知識だけでなく、スポーツビジネスの側面も学ぶ。

在学時は、ネバダ大学ラスベガス校へ短期トレーナー留学、某プロ球団の春季キャンプへ帯同するなどトレーナーとしての夢へ近づいていく。

資格の長所を活かす

ーー今はどんな仕事をされていますか?

今は業務委託などでパーソナルトレーナーとして活動しています。

機能改善をメインとしたパーソナルジムで主に働いているのですが、そこには怪我をされた直後の方、筋量アップを目的とした方、減量目的の方と様々な方がいらっしゃいます。

医療系、ストレングス系など幅広いお客様を見ております。

医療の観点、機能解剖の観点、ストレングスの観点でお客様と接することが出来るので、全ての資格で得た知識をもとにセッションを行わせて頂いています。

私は、AT、柔整、CSCS、健康運動指導士の資格を取得しました。

怪我をした時点がマイナスだとすると、柔整・ATの知識で0まで回復をさせます。

そこから、CSCS・健康運動指導士・ATの知識を駆使してプラスに向かわせるというような、各資格の長所を活かして働いています。

プロ球団のキャンプにも参加

ーー学生時代にはどんな実習へ行っていましたか?

学生時代は、大学の柔道部や近隣の高校の剣道部へ実習に行っていました。

1.2年生は柔道部へ実習に行き、3・4年生は剣道部へ実習に行きました。

ただ、実習先のチームが求めている事が全く違ったため、どちらの実習先も非常に勉強になりました。

また、実習とは別に某プロ球団の春季キャンプに参加させていただいたこともありました。

求められていることを理解する

ーー実習の内容について教えてください

先程も述べましたが2つのチームで求められていた事が全く違ったので内容も違いました。

柔道部の方はいわゆる「ケア・リハビリ」などといった側面を求められていました。剣道部は「ストレングス」の側面を求められていました。

内容的には一般的なトレーナーの業務でしたが、
・ウォーミングアップやクールダウンの指導
・トレーニング指導
・救急処置
・テーピング
・リハビリ指導
などを行なっていました。

日々、勉強が欠かせませんでした。

フィードバックを常に受けられる

ーーどうやってその実習先を見つけたんですか?

基本的には大学で募集している実習先へ参加していました。

大学で募集していることもあり、ヘッドトレーナーが大学の先生です。

その為、常に身近でフィードバックを受ける事ができます。

そして何より、トレーナーチームとしての個人のすり合わせがすぐに出来るのでチームとして選手達をサポートしていくというトレーナー同士の結束が生まれます。

学ぶことが尽きない職業

ーー実習の中で心に残っていることはありますか?

選手達に「ありがとう」と声をかけていただいたことも心に残っていますが、1番心に残っているのは某プロ球団のキャンプに参加させて頂いた時のトレーナーの方々の姿勢です。

選手の方とのコミュニケーションもさることながらとても驚いた事が「常に学んでいる」という事です。

プロ球団のトレーナーと言えば、一握りのトレーナーしかなれません。ですが、一握りのトレーナーの方々も常に学ばれていました。

そのような方々が常に学ばれているのを目の当たりにし、トレーナーとしての技術や知識の無い自分自身の勉強はまだまだ足りないなと感じました。

学ぶことが尽きないトレーナーという職業だからこそ、まだまだ学ぶことが沢山あると実感しました。

常に学ぶ意識が必要

ーー今、実習に出ている学生トレーナーへアドバイスをお願いします。

「常に学ぶ意識を持つこと」「気遣い人になること」が大切かと思います。

先輩トレーナーの行動1つ1つに意味があるのかもしれないと思って勉強していました。

何気なくやっている行動1つが選手にとっては大切なことなのかもしれません。選手、クライアントあってのトレーナーだからこそ気遣いが出来なければなりません。

その気遣いはふとした行動にこそ出るものだと思うので「常に学ぶ意識・姿勢」が必要だと思います。

気遣いが出来ることで信頼も生まれる。

人間関係がとても大切なトレーナーだからこそ小さいことを大切にしましょう!!
塵も積もれば山となる!!

 

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