社会人になってからもバドミントン選手として活動し、仕事と選手の両立に挑戦している町田さん。
そんな挑戦の毎日の中で感じていること、今の学生に伝えたいことをお伺いしました!
町田さんのご紹介
名前
町田雄太(まちだゆうた)
年齢
28歳(1990年生まれ)
出身
東京都
出身校
国士舘大学
プロフィール
小学校の時に野球をはじめ、全国大会出場を経験するも、中学生になり両膝を始めとする多くの故障に悩み、思うようにプレーができず引退。
中学生の時、コンディショニングやリハビリに精通した体育教諭に出会い、体育学部へ進学し、体育教師を目指すようになる。
高校2年の時にトレーナーとして現場で活動している方に初めて出会い、職業の存在を知る。大学に進学後は教員免許取得を目指しながら、自分の目指す教員像である「生徒のケアやコンディショニングができる先生」を目指して、トレーナーとして個人事業を始める。
フィットネスクラブや企業、個人のクライアントへダイエットやボディメイクを主に指導。自身も現場で得た知識を応用し、自転車競技、フロアボールの選手として活動。そこでの縁もあり、サングラスの商品開発にも携わる。
就職活動時期を迎え、体育の先生になることを目指していたものの、社会経験をしていない状態で教員になり、生徒の進路指導をすることができるのかと、疑問を持ち、一般企業へ就職する。
社会人になり、高校時代にプレイしていたバドミントンを再開し、数多くの大会に出場。
現在は実業団チームに入りながら仕事とバドミントンの両立に挑戦している。
月の半分はバドミントン選手
ーー今はどんな仕事をされていますか?
現在は民間企業で営業の仕事をしながら、バドミントンの選手としても活動をしています。
月に4.5回ほど所属している実業団の練習に参加し、その他自身が所属しているクラブチームの練習へ参加するなど、月の半分くらいはバドミントンに携わっています。
仕事とバドミントンの両立に挑戦
ーー今の仕事についた経緯を教えてください
もともとバドミントンをやりながら仕事をしていたのですが、日本の代表として国際大会に出た方と練習をしたり、実際に自分も海外でバドミントンをするなどの経験をしていく中で、「もっと上のレベルに身を置きたい」という思いが強くなっていきました。
そこで、これまで以上にバドミントンに時間を割くことができる環境を探していたところ今の仕事に出会い、仕事とバドミントンの両立に挑戦しているところです。
頑張った分だけ成果が返ってくる
ーー仕事のやりがいはなんですか?
どの仕事でも一緒だと思うのですが、自分がやった分だけ成果がわかるということですかね。
以前までだったら先輩に聞かなきゃ応えられなかったお客様の質問に対して、自分の言葉でお客様に納得いただける受け答えができるようになるだけでも嬉しいですし、ますます努力しなきゃとモチベーションが上がりますね。
この考え方はバドミントンにも応用して活用しています。
当たり前を実践することが本当に大変
ーー仕事の中で大変なことはなんですか?
膨大な量の情報を覚えなければならないことですかね。
営業の仕事をしていると、自社の取り組んでいる商品をお客様に説明できるようにならなければなりません。
当たり前のことですが、この当たり前を実践することが本当に大変だと感じています。
自社商品の数が多ければ多いほど、この悩みを抱えている方は多いと思います。
感覚的には、トレーナーとして一番初めに筋肉の名前と起始停止に向き合った時の感覚にそっくりです(笑)。
失敗が次につながる財産
ーー仕事で失敗したことを教えてください
毎日が失敗の連続なので、むしろ成功したことの方が少ないですね。
自分ではできていたつもりでも、相手に伝わっていなければそれは失敗だし、反省の連続ですね。
ただ、失敗できてそれに向き合うことで、次につながる財産になると感じています。
失敗をすれば、なぜそのような出来事になってしまったのか向き合うこともできますし、次に同じような事象が起こったときに対応できる、さらに言うと仲間が同じような失敗をしそうになっていたら止めることができるようになります。
これは失敗を経験した人にしかできない大役だと思っています。
なので、全部が僕の財産ですね。
自分の枠にとらわれず、素直に相談してみる
ーースポーツ業界で働きたい人へのメッセージをお願いします。
スポーツ業界で働くと考えたら、本当に多種多様な仕事があると思います。
僕はバドミントンの選手と営業のお仕事をしていますが、その営業の仕事は2020年の東京オリンピック・パラリンピックと密接な関わりを持っています。
自分の枠だけにとらわれず、自分の「ああしたい、こうしたい」を素直に多くの人に相談してみてはいかがでしょうか。
相談の中でいろんな見方がミックスされていくと、それだけで可能性は拓けていくと思います。
僕自身も実践していき、これからも成長していきたいと思います。
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