「曖昧だったことが明確になった」ハワイ大学解剖学実習レポート

2018年5月に行われたハワイ大学解剖学実習。

日本では行えない「自分でメスを持っての解剖」
が特徴の海外研修に参加した伊藤さんに

研修に参加して得たものを伺いました!

伊藤さんのご紹介

名前

伊藤妃芽香(いとうひめか)

年齢

22歳(1996年生まれ)

出身

愛知県

出身校

中京大学

プロフィール

愛知県中京大学に通う大学4年生。(2018年時点)

スポーツアライアンスでスポーツマネジメント・マーケティングを学ぶためにインターンを開始。

住まいは愛知県のため東京、愛知を行き来している。

最近では愛知県民なのか東京都民なのかわからなくなっている。

「スポーツで世界中を笑顔にする」を夢に日々奮闘中。

どんな海外研修に参加しましたか?

ハワイ大学解剖実習に約1週間参加しました。

日本では自分でメスを使って筋肉や臓器を見ることはできませんが、アメリカでは実際にメスを使い御検体を解剖していく事ができました。

今までは教科書や画像での2Dの状態でしか筋肉をイメージする事ができませんでした。また、日本ではすでにホルマリン漬けにされている御検体の一部分の臓器などを「見る」ことしかできないそうです。

しかしアメリカでは実際に解剖するところから自分たちで行うなど「実際に触れる」といった研修でした。

海外研修に行くことになった経緯を教えてください

私は中学〜大学3年まで陸上競技を行なっていました。

中学、高校時代は殆ど怪我をした事がありませんでしたが、大学に入り練習に慣れてくると同時に怪我の日々が続きました。

その時色々な治療院に行きましたが、
言っている事が全員違い、
何を信じればいいのか、
自分の体がどうなっているのかもわからない。

その様な経験をしたことから自分の体に興味が湧き始めていました。

そんな時に海外研修に誘って頂いたことで

トレーナーを目指す学生ではありませんが海外研修への興味が強くなり、この経験は必ず将来に活かすことができると感じたのでハワイ解剖実習の参加を決めました。

海外研修中の現地での生活について教えてください

ハワイは観光地であるため、日本語を話せる人が多いです。
お店の人も日常会話程度であれば日本語で話す事ができました。
言葉の面では海外に来た感じがしませんでしたね。笑

現地での食事はハワイ(海外)らしい食事をしました。

なかなか大きなハンバーグだったり、
タワービールだったり。

真剣に学び真剣にハワイを楽しみました。

準備は帰りの荷物を軽くするために「捨ててもいい。」というものをたくさん持って行きました。

そうする事でお土産を買っても捨てた分±ゼロで帰国できました。

海外研修の中で心に残っていることはなんですか?

研修で心に残っている事はトレーナーや治療家の方々のプロフェッショナルさです。

人の体に関わる仕事をしている方々なので、今見ている選手や患者さんの事を思い浮かべて解剖を行なっていました。
選手・患者様を本気で良くしてあげたい・強くしてあげたい。という思いを強く感じました。

また、解剖実習とは別の所でアメリカの大学スポーツの盛んさが印象に残っています。

アメリカの大学は施設も充実しており、キャパスにはソフトボール場やアメフト場、テニスコートが何面もあったりします。

さらに大学がアリーナを保持しそこで試合開催しチケットを売るなど、日本の大学スポーツではありえないような環境がある事を知る事ができました。

その海外研修に行ったことで何が得られましたか?

まずは、自分が競技をしていた頃に

なんか嫌な感じがする。だとか、
ここらへんが痛い。という

曖昧な箇所が実際の体を見る事で
明確になりました。

何十年、何百年研究されていてもまだ解明できていない事がある。

何百億年前から人間は存在しているのにも関わらず技術が進むにつれ謎が増えていく。

人間の体の神秘さを感じました。

今、海外研修を考えている学生へメッセージ

トレーナー志望でない私が解剖実習に参加しましたが、一人の人間として自分の体のことを具体的に知りとても勉強になりました。

体育大学に通っているため解剖学などは授業で勉強しましたが、

その時に見る画像と実際に見る筋肉、骨、臓器の違いは歴然でした。

トレーナー志望でない私でも本当の体を知れてよかった。と強く感じています。

トレーナーや治療家に関わる仕事をしたいと考えている学生は是非参加してみてください!

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