「多種多様な世界観が常識をぶち壊してくれた」ドイツ留学の実際

海外留学

トレーナー留学といえば「アメリカ」
というイメージがありますが、

ヨーロッパで働きたい!

その思いでドイツへ留学中の荒岡さんに
実際の生活や留学を決めた経緯について
お話を伺いました!

荒岡さんのご紹介

ドイツでトレーナー留学をしている荒岡さん

名前

荒岡 修帆(あらおか しゅうほ)

年齢

22歳(1996年生まれ)

出身

東京都

出身校

都立国分寺高校

プロフィール

幼稚園に小さなサッカーコートがあったことからボールと戯れる日々が始まる。
小学校に入学するとともに本格的にサッカー中心の生活となるも、度重なるケガにより満足してプレーができない時期が続く。

中学3年の時にはそれまでの無理がたたり約半年間のリハビリ生活を余儀なくされる。
理学療法士のサポートのもと自分の身体と向き合う中で、身体そのものの変化、更にはパフォーマンスの向上を実感する。

その経験からトレーニングやケアに関心を抱きはじめ、高校卒業後は理学療法学科に進学。

紆余曲折を経て現在はライプツィヒ大学スポーツ科学部に在籍している。

荒岡さんのツイッター:@a_shuho

どこへ留学に行っていますか?

ドイツのライプツィヒ大学

2016年4月末からドイツのライプツィヒという街で生活しています。

こちらに来たときはドイツ語を全く勉強したことがない状態でしたので、interDaFという現地の語学学校に約10ヶ月間通い大学入学に必要なドイツ語力を身につけました。

そして2017年10月からはライプツィヒ大学の学生としてスポーツ科学を専攻しています。

どんな経緯で留学に行くことになったんですか?

きっかけは大学2年の夏休み、西ヨーロッパ縦断一人旅でした。

そこでは約1ヶ月かけてサッカーに関わる日本人やプロクラブの施設などを訪ねてまわったのですが、その中で目の当たりにした多様性に衝撃を受けるとともに心惹かれ、いつしかフィジオとしてスペインとかで働きたいなと思うようになりました。

そしてその後春休みになり何となく先のことについて考えていたとき、「ヨーロッパで働きたいのであれば現地で大学に通い言語や文化に慣れた状態でチャレンジするのもいいのではないか」というアイデアがふと頭に浮かんできて、、

その流れで大学やサッカーなどに関連したいくつかの基準をもって情報をかき集めてみた結果、ライプツィヒ大学に行こうという結論に達しました。

留学の費用はどのくらいかかりますか?

スマートフォンのアプリでつけている家計簿によると、

前期の授業期間にあたる2018年4月から7月の生活費は平均して約66,000円でした。

内訳としては固定費(家賃,光熱費,保険,雑誌など)が約37,000円で、そこに食費や娯楽費などが使った分だけ上乗せされていきます。

現在はその他に学籍登録料的なものを半年に1度27,000円ほど

ビザ発給手数料を1年に1度12,000円ほど

一時帰国用の航空券代を1年に1度97,000円ほど支払っています。

またスポーツ科学部では合宿型のスキー実習や水上スポーツ実習なども必修科目として設けられているため、その際はまとまった金額が別途必要になってきます。

なお大学入学に向けては、

語学学校の授業に約800,000円
出願関連の手続きや書類などに約46,000円の費用がかかりました。

※1ユーロ=130円にて換算

留学中の現地での生活について教えてください

ドイツではWGといわれるフラットシェアのような住居形態が学生や低所得者層において一般的で、現在僕は2人のドイツ人と同じフラットで生活しています。

同じフラットと言っても、バス/トイレ,キッチンが共用なだけでそれぞれが自分の部屋を1つ以上持っているためプライベートは確保されています。

大学生活としては、学生は基本的に授業や作業のためだけに大学に来ているような感じで、日本における体育会の部活動のようなものはありません。

そのため授業以外の時間ではそれぞれが課題をしたり、大学の外でバイト,スポーツ,文化活動などに取り組んだりしています。

一応こちらにも日本におけるサークル的なものは存在しているのですが、イメージとしては地域のスポーツプログラムのようなものであるため、大会参加や合宿などの企画はありません。

最後に食事面ですが、正直なところ僕はドイツの食事があまり好きではありません。
ただそれは自炊をすれば済む話ですし、外で食べるにしてもレストランはいくらでもあるので、いくつか口に合う料理を提供してくれるお店を知っていれば特に困ることなく生活していけます。

留学をしている中で心に残っている体験はなんですか?

選手として所属したチームでリーグ優勝を果たしたことです。

サッカーの競技者人口が世界で最も多いドイツではアマチュアの社会人リーグも非常に盛んで、ドイツ人は所属しているチームのレベルに関わらず平日夜の練習に可能な限り参加し、週末の試合には休みを返上して臨みます。

アマチュアとはいえどもその1試合1試合にかける思いは凄まじく、ヒートアップして乱闘にまで発展することもしばしば、、。

そんなシーズンを戦い抜いた先で最後に掴み取った優勝。

喜びを爆発させたドイツ人はそのとどまるところを知らず、シャンパンファイトに始まりロッカールームではビールを片手に30分以上にわたる大合唱、そのまま夜までアルコールを手放すことはなく、最後はベロベロになりながらクラブへと入っていきました。

まあその後も色々とありましたが、何はともあれやはり優勝というのはいいものです。

それなりの大会における優勝を小学生以来経験していなかった僕にとってとても心に残る思い出となるとともに、それはいつしか別の舞台で手にしたい感情として深く心に刻まれました。

留学したことで何が得られましたか?

自分自身の変化とかはよく分からないので置いておくと、1番に未知との出会いが挙げられます。

その中でも新たな人との出会いは僕に大きな影響を与えました。
もちろん日本にいてもどこにいてもそれぞれの場所で新たな人との出会いがあると思いますが、語学学校で出会った世界各国の友人であったり、サッカーや大学においてできた繋がりというのは、そこに存在する多種多様な世界観を介してこれまでの20年間で形成されてきた常識がいかに思考の幅を狭めていたかということに気付かせてくれたものであるため、僕の人生において特に貴重でかけがえのないものとなりました。

その他にも音楽をはじめとした日本にいては間違いなく接点を持つことなどなかったであろう文化や、同様に日本にいては知ることのなかったであろう歴史などに出会えたのもライプツィヒという街まで留学に来たからこそであり、それらはまた僕の感性を余すところなく刺激してくれました。

今、留学を考えている学生へメッセージ

留学に限らずどこかへ行ってみたいと思う気持ちがあるならば、どんな形であれ1度行ってみることをオススメします。

僕の場合は当初留学など全く考えていない状態でしたが、西ヨーロッパ縦断一人旅を決行したことからドイツで学生をしている今に至っています。

もちろん新しいチャレンジには勇気やエネルギーが必要ですし、困難もつきものだと言えるでしょう。

ただ何事も実際にその目で見てみない限りは何も分からないに等しいはずです。

本当にやってみたいと思うことがあるのであれば、誰がなんと言おうと自分の物差しでその価値をはかってみてください。

その先にはきっと今まで見えていなかった世界が広がっていると思います。

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