「今まで勉強していた解剖学ってなんなんだ!?」海外研修参加者の声

2018年5月に行われたハワイでの解剖実習に参加した古峯(こみね)さんに、その海外研修で得たものや感じたことについてお話を伺いました!

日本では行えない、自分でメスを握っての解剖実習。より一層、人の体について勉強したい方はぜひ参加してみてください!

古峯さんのご紹介

名前

古峯 聖(こみね さとる)

年齢

20歳(1998年生まれ)

出身

埼玉県

出身校

法政大学スポーツ健康学部スポーツ健康学科(在学中)

ハワイ大学での解剖実習に参加!

ーーどんな海外研修に参加しましたか?

5泊6日でハワイ大学の解剖実習に参加してきました!

実際に解剖をしたのは2日間という短い期間で首から足先まで解剖したので、とても学ぶことが多く頭がパンクしそうでした。

日本では、自分でメスを持って解剖実習を行うことができないので、とてもいい経験ができましたし、この実習を経験していない学生よりも解剖学に自信を持つことができました。

解剖の教科書の写真は本当なのか?

ーー海外研修に行くことになった経緯を教えてください

いつもお世話になっている、ATの森川稔之さんにお誘いを頂き参加を決意しました。

実際に自分でメスを持って解剖する、、、、、

これは行くしかない!
行ったら行ったで絶対に自分の力になる!
もはや力にしかならない!!

と思い、親に許可をもらう前に森川さんに参加の決意表明をしました。笑

そして、
教科書に載っている解剖がどこまで合っているのか
教科書の写真は本当のものなのか

疑問を抱きながら勉強していたので、
これはもう実際に自分の目で確かめよう!

そう思って参加しました。

勉強だけでなく、現地を楽しめた

ーー海外研修中の現地での生活について教えてください

ホテルには寝る時と解剖のミーティングのとき以外はほとんどいませんでした。

解剖実習に行ったみんなでどこかに出かけご飯を食べに行ったりしていました。
勉強だけでなく、現地の良さを一緒に学ぶ仲間と楽しめたことが心に残っています。

ただ大変だったのは、時差のせいか眠くて眠くてしょうがなかったことです。

そのせいで色々と森川さんにも多大なるご迷惑をおかけしてしまいました。笑

次に海外へ行くときは、時差対策をしっかりしようと思います。。

実際のACLと座骨神経に衝撃

ーー海外研修の中で心に残っていることはなんですか?

一番心に残っているのは、ACLと坐骨神経を見たことです。

スポーツでも多く見られるACL損傷や断裂、

実際に見たら思っている以上に硬く太かったので、これが切れるってどれほどの力が加わっているのだろうと驚きでした。

ACLをメスで切ってみてラックマンテストをすると、膝関節はもうグラグラで、これでスポーツをすると考えるとゾッとしました。

坐骨神経は細くてすぐ切れてしまうのだろうと思っていたら、以外と太く丈夫でした。

最初見たときは、何筋だ?と思うくらい存在感があります。

筋肉のイメージが明確になって、アプローチが正確にできるように

ーーその海外研修に行ったことで何が得られましたか?

自分が今まで勉強していた解剖学ってなんなんだ!?

と思ってしまうくらい解剖すればするほど、謎ばかりでした。

でも、謎が出てくれば出てくるほど、もっと知りたいと欲が出てきて夢中で解剖していました。

人間の体を理解するのには2日では全く足らないです。

謎も多かったですが解剖したことで筋肉、神経などの走行、太さがわかって、
現場でのストレッチやマッサージの時、頭の中で筋肉の走行をイメージできるようになり、
今までよりもピンポイントでアプローチできるようになりました。

目的があるだけで得られるものも理解度も変わってくる

ーー今、海外研修を考えている学生へメッセージをお願いします。

行くことはとてもいいことだと思います。
絶対にいい経験になるし、自分の力になります。

ですが、行くなら行くで何か目的を持って行くべきです。

なんとなく行ったら、
なんとなく過ごして、
なんとなく帰国してしまいます。

せっかくお金を出して行っているのだから、もったいないです。

例えば、
解剖実習に行くのであれば、
今見ている選手の怪我している部位を徹底的に解剖して、
その怪我はどういう原因で痛みが出るのかを見つけ出すことでもいいです。

目的があるだけで得られるものも理解度も変わってくると思います。

 

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