2017年8月から2018年5月まで約9か月間、アメリカのテキサスへ留学していた永長さん。
今回はそんな永長さんに留学に行った経緯や得たものについて伺いました!
永長さんのご紹介
名前
永長敬弘(えいながたかひろ)
年齢
21歳(1997年生まれ)
出身
奈良県
出身校
東京大学(在学中。2018年時点)
プロフィール
東京大学に入学後、大学のアメリカンフットボール部に学生トレーナーとして入部。
大学2年の秋より、英語とアメリカのトレーナーの現場を学ぶために約9か月留学。
現在は帰国し、アメリカンフットボール部でトレーナー活動中。
どこへ留学に行きましたか?
2017年8月から2018年5月まで約9か月間、アメリカのテキサスにあるTexas A&M University-Commerceで語学留学兼トレーナー実習を行いました。
夏から秋にかけてはアメリカンフットボール、冬はバスケットボール、春は陸上とシーズンによって異なるスポーツに帯同してトレーナー活動を行いました。
どんな経緯で留学に行くことになったんですか?
これからの社会では英語が話せることが当たり前になってくるだろうなと思いながら、もともと英語という教科が嫌い/苦手で、自分には英語が向いていないのではないかと思っていました。
そこで、本当に自分に英語は向いていないのか白黒はっきりさせるために留学しようと決めたのがきっかけです。
実際には9か月という短期間の留学だったので自分に向いているかどうかの判断は分かりかねましたが、英語学習に対するイメージは変えることができました。
留学の費用はどのくらいかかりましたか?
僕の場合、留学斡旋会社を通して現地の大学に転入するという形をとったので、留学斡旋会社に手続きの費用がかなりかかってしまいました。
大学のプログラムや自分で直接現地の大学に申請すれば、初期費用はかなり抑えられると思います。
現地では授業料/寮費/食費を払えば、他は私用の買い物程度でしかお金は必要ありませんでした。
アメリカの奨学金制度はかなり充実していて、返す必要のないものなど様々あるので進んで利用することをおすすめします。
留学中の現地での生活について教えてください
どこの大学も同じような感じだと思いますが、僕がお世話になった大学は寮がキャンパス内にあり、食事も三食キャンパス内のカフェテリアで食べることができました。
ですので、留学中はほとんどキャンパスから出ることはありませんでした。
(厳密には、都市から遠く離れた田舎町だったので車がないと出かけることはできませんでした。)
せっかくアメリカに行ったにもったいないと思ってしまう人もいますが、学問を学ぶにはふさわしい環境ではあると思います。
留学の体験を通して心に残っていることはなんですか?
日本人留学生が少ないことです。
もちろん僕が留学した大学のことしか分からないので、どこの大学においても当てはまるとは言い難いですが、少なくとも僕が留学した大学では日本人は他のアジア系(特に中国、韓国、インド)の留学生に比べて少ない印象でした。
それに加えて、日本人はシャイだという印象も受けました。
他の国の留学生は間違った文法であろうが、癖のある発音であろうが、間違えることを恐れず英語を使っています。
僕も例外ではなく、正しい英語を話そうとしてどもってしまうことが多々ありました。
でも、それでは英語は上達できません。
英語は言語なのだから使ってなんぼなんだと思います。
留学したことで何が得られましたか?
異文化について知ることができました。
大学施設の規模の違いを始め、ディスカッションに重きを置いた授業形式、積極的なボランティア活動など、キャンパス内で生活をしているだけでもいろいろな違いが学べました。
そして、異文化を知ることで日本が優れているところ、逆に劣っているところなども学ぶことができました。
そうして知ったことで、判断の基準も変わるようになりました。
留学を考えている学生へメッセージ
異文化を知るということは非常に大切な財産になると思います。
井の中の蛙大海を知らずということわざがあるように、いつまでも日本国内だけの基準で考えていてはいけないなと思う時もあります。
英語力についてもすでに他の国と差が出来始めているようにも感じました。
留学することは今自分が持っている概念をいい意味で捨て去るきっかけになると思います。