アスレティックトレーナーの資格を取得し
現在は、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師を目指し専門学校に通っている河嶌さん。
そんな河嶌さんに学生時代の実習とそこで学んだことについてお伺いしました!
河嶌さんのご紹介
名前
河嶌 洋(かわしま ひろし)
年齢
26歳(1993年生まれ)
出身
神奈川県
出身校
横浜リゾート&スポーツ専門学校
アスレティックトレーナー科
プロフィール
神奈川県鎌倉市に生まれる。
理学療法士の兄の影響もあり、中学2年の時にアスレティックトレーナーを目指す。
専門学生時代から社会人アメリカンフットボールチームや高校ラグビー部でトレーナー経験を積み、卒業後はラグビートップリーグのチームや高校・大学ラグビー部で活動。
現在は神奈川衛生学園専門学校 東洋医療総合学科に進学し、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師を目指し、勉強をしている。
もう一度、学びを
ーー今はどんな仕事をされていますか?
今現在は、仕事に就いておらずはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師を目指し、専門学生をしています。
横浜リゾートスポーツ専門学校を卒業後はラグビートップリーグのチームや高校・大学のラグビー部で約計4年間、アスレティックトレーナーとして仕事をさせて頂きました。
プロチームでのインターン経験
ーー学生時代にはどんな実習へ行っていましたか?
専門学校1〜2年生の時は社会人のアメリカンフットボールチームに行かせて頂き、専門学校3年生の時は高校のラグビー部で学生トレーナーをさせて頂きました。
他にも、学外活動としてトレイルランニングの大会サポートやbjリーグ(現Bリーグ)のチームでインターンもさせて頂きました。
私自身は野球とテニスしか経験したことはありません。やったことのない、コンタクトスポーツやバスケットボールなどは分からないことばかりでした。
切磋琢磨し合える環境で活動
ーー実習の内容について教えてください
3年間の現場実習では、幅広く経験させて頂きました。
・テーピング
・アスレティックリハビリテーション
・コンディショニング
・応急処置&傷害評価 など
試合や遠征にも帯同させて頂き、普段の練習とは違う雰囲気も味わうことが出来ました。
たぶん皆さんが想像するような、アスレティックトレーナーという役割を学生時代から経験させて頂いたことでたくさんの勉強が出来ていたと思います。
また、学生トレーナーだけでも10人以上はいたので、実習生で集まってミーティングをしたり、勉強などもしていました。
切磋琢磨し合える環境で活動させて頂いたと思っています。
学校の実習先の現場へ
ーーどうやってその実習先を見つけたんですか?
社会人のアメリカンフットボールチームや高校のラグビー部は学校の実習先という形だったので、自分から現場を探しにいったわけではありません。
それぞれのチームのトレーナーも専門学校の講師でしたので普段から会っている方々が現場のトレーナーという形でした。
トレイルランニングの現場やバスケットボールチームでのインターンは専門学校に話があり、お誘い頂いて参加させて頂きました。
学校の実習先だったチームでは、週2回以上はグラウンドへ行って活動をしていました。
選手から初めて名前を呼んでもらえた
ーー実習の中で心に残っていることはありますか?
特に記憶に残っているのは、専門学校1年生の時に選手から初めて名前を呼んでもらった時です。
それまでは「ねえねえ」と声を掛けられるだけでした。
ある日、「ひろし」と呼んでもらえた時に、ここに居場所が出来た!と心から嬉しかったことを覚えています。
他には、チームが日本一になってグラウンドで号泣したことです。私自身が本当に未熟で、社会人トレーナーや先輩トレーナーにたくさんの迷惑を掛けてしまいました。
決勝戦の前日にも夜遅くまで同期のトレーナーとミーティングをして、日本一になった瞬間はその同期と抱き合いながら号泣していました。
何度も逃げ出そうとしたことがありましたが、最後まで逃げずにぶつかり続けて良かったと本当に思っています。
その直後の優勝パーティーでは疲れが一気に出たのか、高熱を出してソファーでずっと寝込んでいました…笑
トレーナーは縁の下の力持ち
ーー今、実習に出ている学生トレーナーへアドバイスをお願いします。
相手の立場になって考えられる人になれると良いと思います。
例えば、他のトレーナーがテーピングを巻いているとして、次はどのテーピングが必要かな?シザースが必要かな?と。
相手が今、なにをしてほしいのかを感じ取れると良いと思います。
簡単に言えば、「気が利く人」です。
そして、他の人が嫌がることでも率先して出来る人になってほしいです。それは目立たない仕事で、みんなは嫌がる作業かもしれません。
でも誰かがやってくれれば、他の作業が円滑に進めるかもしれません。日の目は見ないし、すぐには評価されないこともあるでしょう。それでも、努力している姿は絶対に誰かが見ています。
トレーナーは裏方であり、縁の下の力持ちです。他の誰かを支える為に、幸せにする為に、全力を尽くしてほしいです。
偉そうなこと言っていますが、たくさん怒られたり落ち込んだりして、今の自分を作ってきました。
私自身も負けないように努力を続けていきますので、皆さんもたくさんチャレンジしてトライ&エラーを繰り返し選手や監督・コーチ、他のトレーナーから信頼される人になってください。
これからの活動を応援しています!
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