トレーナー海外研修参加者インタビュー!解剖実習と触診の関係とは

トレーナー向けの海外研修参加者にインタビュー!

トレーナーとして活躍するためには、実際に人の身体に触れる経験が重要になります。そのために海外研修がどのように役立つのでしょうか。そして海外研修で何が得られるのでしょうか。

今回お話を伺った高橋知花さんはハワイで行われてた解剖実習に参加し、多くのことを学んできたそうです。海外研修や解剖実習に興味がある方はぜひご一読ください!

高橋知花さんインタビュー

名前

高橋 知花(たかはし ともか)

年齢

20歳(西暦1998年生まれ)

出身

群馬県

出身校

上武大学(在学中)

プロフィール

大学では柔道整復師コースを専攻。学校の方針でもある「スポーツに関わりを持つ柔道整復師」への道に繋がるため、アメリカでS&C研修へ参加したり、積極的に行動をしている。

どんな海外研修に参加しましたか?

ハワイ大学解剖実習に約1週間参加しました。

日本ではドクターか医大生しか、メスを持っての解剖実習を行うことは出来ませんが、アメリカではアスレティックトレーナーのカリキュラムに解剖実習が入っている大学・大学院もあります。「環太平洋の医科学情報の発信基地」を目指しているハワイ大学では、愛泉指圧学校のご尽力もあり、トレーナーやコメディカル業界で働く人や、目指す学生も受け入れてくださっています。

研修は英語だけでなく、現地の医学博士やATCで通訳をしてくださるので、英語が出来ない方でも安心して参加が可能です。

ちなみに私は英語が全然話せません…。

海外研修に行くことになった経緯を教えてください。

日本でも学校の一貫として、解剖実習に参加したのですが、すでに医大生が解剖したご献体が部位ごとに分かれている状態。それを学校の先生が説明しながら、触って学ぶという解剖実習でした。しかし、限られた時間での解剖実習であり、また筋肉の深層部分まで思うように見れず、少し物足りない解剖実習でした。

「身体を扱う私たちが、見て終わりというこのステータスで本当にいいのか?」という疑問や不安を抱いている中、たまたまGAPの森川先生からハワイ解剖実習のことを教えていただきました。

「ともちゃん行くでしょ??」と、森川先生には私の心が読めているのか…すぐさま参加をお願いしました。

海外研修中の現地での生活について教えてください

研修期間中はホノルル付近のホテルに宿泊しました。私は、一度アメリカのコロラド州に行ったことがありますが、ハワイでは日系人が多く、日本語表記のお店が多いことに驚きました。初海外の人でもハワイはとても行きやすい場所なのかなと思います。

現地での食事は不便なく快適でした。朝食ではアサイボールを食べたり、夜はステーキを食べたりと、ちゃんとハワイも満喫して来ました。

ビーチにもいきましたが、快晴のなか芝生で大の字になって寝たのは、一生忘れないくらい気持ちよかったです。笑

研修内容だけでなく、様々な価値観に触れあえるのが海外研修の醍醐味です

海外研修の中で心に残っていることは何ですか?

人間ってすごい。生きてるってすごい。全てに驚きました。こんなにも組織があり、複雑に構成されていること、人によって大きさや構造が異なることを改めて知る機会になりました。また、肺をハサミで切った時は、一番緊張しました。持ってみるとずっしりとしたみずみずしい肺。これが本当に肺なのか…と一つ一つが私の中で驚きを隠せませんでした。

知識不足を自覚して挑んだ実習でしたが、想像以上の情報量で頭はパンパンです…。しかし、学生のうちから解剖実習を経験したことで、このままじゃダメだなと強く思うことができました。

その海外研修に行ったことで何が得られましたか?

「もっと勉強しよう」と自信をもっとつけたいと思えたことが大きな成果です。

研修前では、筋肉の名前は知っていても、筋肉の走行がわかっても、起始から停止までの筋肉のイメージができず、触診ができませんでした。しかし、研修後は自分でもびっくりするくらい筋肉の走行がイメージでき、触診をすることができました。お陰で、学校の授業で下肢の触診テストがあったのときに先生にも褒めていただけるくらい、スラスラ触診ができました。

また、リハビリトレーニングの授業でも見方や捉え方が変わり、本当に海外研修にいってよかったです。参加した前と後では、勉強の意欲も変わりました。

今、海外研修を考えている学生へメッセージ

実習に参加したメンバー

考えていても、行動をしない限り夢は現実化しません。私も学生ですが、学生の時間はとても貴重です。この時間をどう過ごすか、誰と過ごすかで人生は大きく変わります。

私が海外研修へ初めて参加をしたのが大学2年の夏です。この時は、行こうか行かないか悩んでいました。でも、この気持ちに一押ししてくれたのは親です。親のおかげでとても良い経験を得ることができました。

やってみて失敗してもいいと思います。次はその失敗をしないようにすればいいのですから。全てはやって見ないとわからないことだらけです。どんどん挑戦して、自分の本当にやりたいことを見つけるのもいいと思います。多くのトップは失敗して学び、最終的に結果を残している人ばかりな気がします。ぜひ学生のうちから海外研修に参加をしてみてください。たくさんの価値観に出合ってください。

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ハワイ解剖学実習

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