スポーツの本場・アメリカでの海外研修についてインタビュー!今回は解剖実習に参加された檜森雄太さんにお話を伺いました。
本で学ぶ解剖学とどう違うのか?アメリカと日本のスポーツレベルの違いは?といった疑問にお答えいただきました。
アメリカでの研修や解剖実習に興味がある方はぜひご覧ください!
檜森雄太さん紹介
名前
檜森雄太
年齢
26歳(1991年生まれ)
出身
秋田県
出身校
国士舘大学卒
プロフィール
選手時代の怪我をきっかけに、運動指導者を志す。
学生時代から複数のスポーツチームでの実習を行い、現在は東京にある「猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」」で勤務。トレーニング指導を行いながら、マネジメントやマーケティングなどの業務を行う。将来的は地元秋田県でのスポーツ・健康産業を盛り上げるための活動を行って行くというビジョンを掲げている。
どんな海外研修に参加しましたか?
アメリカ合衆国アリゾナ州テンピで行われたキネティコス主催の「解剖実習」に参加しました。5日間、人間の全身を解剖しながら、解剖学的な知識を再インプットする目的で足を運びました。
海外研修に行くことになった経緯を教えてください。
元々のきっかけは、所属企業のイベントということで、10日間ほど営業を閉め、社員のレベルアップということで参加することになりました。
名目は「解剖実習」でしたが、「人としての生死のあり方」や異国の地、特にスポーツ先進国であるアメリカでのスポーツ・健康への関心などはどのようなものなのか、ということも個人的に学びたく、そのような目的を持って参加しました。学んだことを今では、お客様のセッションをするにあたっての立体的な想像を駆使するというかたちで指導に活かすことができています。
海外研修中の現地での生活について教えてください。
主催者の皆様のお陰で、宿や食事などは全くもって苦労しませんでした。多少考慮に入れなければいけない問題として、当時の日本は真冬でしたが、アリゾナは常に熱帯気候。そのような服装の準備は少し気を使いました。
実習中の苦労したことは、何と言っても「言語の問題」です。今ではスマートフォンのアプリなどで翻訳機能がありますが、やはり医学的な専門用語などの翻訳はまだ進んでおらず、実習中の質問などは苦労しました。通訳の皆様のおかげて、本当に有意義な実習になったと心から思います。
海外研修の中で心に残っていることはなんですか?
やはり専門的な知見を得られたことに限ります。人体の構造を「目」や「手」「鼻」など五感をほとんどすべて使って確認できたことで、より指導の際の細かいポイントなどを瞬時に理解できるようになりました。また、新しいメソッドなどを学んだ際にも、わからないことが少しずつ線で繋がるような感覚で学ぶことができています。
また、参加者の皆様(総勢50名ほど)と共に実習を受けることができたのも大きな財産となりました。やはり様々なバックボーンをお持ちの方々でしたので、色々な角度からの見解を共有することができました。
今、海外研修を考えている学生へメッセージ
研修とは言わずとも、ぜひ海外に足を運んで欲しいです。
お客様とお話ししていても感じますが、やはり様々な文化に接している人ほど、人間としての奥行きを感じます。ぜひ様々な文化を肌で感じて欲しいです。(僕もそこまで海外経験ないですが……)
あとは、「世界のスポーツは進んでいて、日本が遅れている」という考えは、学生さんとお話しすると良く聞きますが、決してそんなことはないです。
むしろ「サービス」という点に関しては日本は素晴らしいです。それに合わせて、海外研修でも良いですね。
自分の人生のミッションは何なのか、がハッキリしてる人ほど良い学びを得て帰ってこれる気がします。ぜひ自分の中にある気持ちを整理してから望んで欲しいなと思います。