大阪の専門学校でアスレティックトレーナーの資格を取得し、現在は一般のマラソンランナーを対象にパーソナルトレーニング事業を行っている吉野さん。
そんな吉野さんにアスレティックトレーナー勉強法について伺いました!
吉野さんのご紹介
名前
吉野 洸希(よしの こうき)
出身
和歌山県
出身校
履正社医療スポーツ専門学校ウェルネススポーツ科
アスレティックトレーナーコース
プロフィール
和歌山県出身。中学は陸上部、高校ではボクシングジムに通い、スポーツに関わり続け、トレーナーに関心を持ち、志す。
履正社医療スポーツ専門学校に入学し、大阪に活動拠点を移す。
和歌山との情報量の違いに驚き、世界の広がりを感じ、全てを吸収しようと、勉学に励む。
高校の陸上部・パーソナルジム・接骨院・ボクシングジムにてトレーナーとしての経験を積む。
現在は大阪京橋にてスタジオを借り、一般のマラソンランナーを対象にパーソナルトレーニング事業を行っている。
『正しい一歩を徹底的に』を指導コンセプトに、「痛みで走れない」「タイムが伸びない」といった悩みに対しトレーニングで改善を図る。
AT取得が自分の強みに
ーー今持っている資格について教えてください
アスレティックトレーナーという資格を専門学生時代に取得しました。一般ランナーの業界では「コーチ」の存在が大きいと考えています。
スキル指導をされる方は多いものの、生理学的な根拠に基づいた「トレーニング計画の作成」や「トレーニング指導」をしている「トレーナー」の存在は少ないです。
「練習は走っていればよい」という考え方を持ったランナーが多い現状です。
その中でアスレティックトレーナーの資格を取得した、知識や経験は私の強みとなっています。
「ランニングフォームチェック」と同時に「身体の機能テスト」を行うことで、課題を細かく抽出。
課題に合わせたトレーニング計画を一人一人に作成し伝えます。
ゴールの「達成感」はランナーにとって何にも変えられないとても素晴らしいもの。
その一助となればと資格を活用しています。
考える力を身につける
ーー学生時代はどのように資格の勉強をしていましたか?
自宅・学校では、授業の予習復習を徹底し、疑問は先生・先輩に質問していました。
学外では、資格勉強とは少し違うかもしれませんが、積極的なセミナー参加やセミナーでお会いした方の現場を見せて頂くようお願いし、実習参加を心がけました。
東京など遠くのセミナーでも、「面白そう」だと思うものがあれば、行っていましたね。
まさに「がむしゃら」でした。
現場や学校・教科書で色々な疑問が浮かび、そこで感じた疑問を解消するために学校の先生・先輩・セミナーで知り合った方などに質問をしていました。
答えは一つではなく、その方々の立場・保有資格・経験によって違った答えが返ってきました。
まれに全く違う意見もありましたが、それをいかに自分の中に落とし込むか、現場に活かしていくか、苦難したことを覚えています。
その中で「考える力」がつき、教科書を読むだけでも色々な観点・立ち位置から読み取れるようになりました。
その結果、自然と資格を取得する知識がついていきました。
学業を疎かにしない
ーー資格の勉強で「やらなくてよかった」と思うことはなんですか?
「セミナー参加で満足してしまうこと」ですね。
セミナー参加は積極的にしているけれど、学校の勉強はあまりしていない…
よく聞く話ですが基本はやはり学業で、そこを疎かにしてはいけないでしょう。
学校ではトレーナーとして「基礎」となる部分を教えて下さいます。
外部のセミナーの講師の肩書を聞くと、その方の講義内容を聞いているだけで勉強した気になり「満足」してしまいがちですが、それを「学校での学びにどう活かすのか」が重要です!
自分がなりたいトレーナー像を明確に
ーー資格の勉強で「やってよかった」と思うことはなんですか?
なぜその学校を選び、トレーナーの勉強をしたいと思ったのか、原点回帰し目的や方向性を見直すのもよいかもしれませんね。
「自分がなりたいトレーナー像」を明確にすることが大切だと思います。
実現のために「セミナー受講という方法がある」と位置付けてみると、方向性を見誤ることはなくなり、最終的に資格取得実現につながるでしょう。
どんな困難も乗り越えられる
ーーアスレティックトレーナーの勉強をしている学生へのメッセージをお願いします。
資格はあくまで資格です。
肩書を作り、相手に信頼してもらうためには非常に有効ですが、現場ではただの紙切れです。そこでは実力が求められます。
何のために資格を取るのか、資格を取った先に何をしたいのかを考え、同時にそこで活躍できる力をつけていきましょう。
やりたいことがはっきりしていて、その想いが強ければ、どんな困難でも乗り越えられます。
しかし、そこがぼんやりしていると辛いことが起きた時に、あっさりと折れてしまいます。
資格はあくまで資格です。
あなたはそれを活かしてどんな夢を実現させますか?
あなたの資格取得・現場での活動のおかげで喜んでくれる人が必ずいます。その人のことを想い、困難を乗り越えて実力をつけていってください!
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