トレーナーとしてのチャンスを求めてアメリカへ〜海外留学の実際〜

海外留学

いずれは海外でトレーナーの勉強がしたい!
日本だけに留まらず、世界中のことを知りたい!

グローバル化が進み、国外との距離が近くなっている中、
海外留学を考えている方も多いのではないでしょうか?

今回は現在もアメリカに留学中の前田 和佳菜(まえた わかな)さんに
海外留学の実際についてお話を伺いました!

前田さん海外留学インタビュー

名前

前田 和佳菜(まえた わかな)

年齢

23歳(1995年生まれ)

出身

福岡県

出身校

福岡県立久留米高校、ヒューマンアカデミー福岡校

プロフィール

高校2年生の終わり頃、自分の進路を考えたときに、どうしても一般の会社に入って仕事をしている姿が想像できなかった。

当時中学高校とバスケ部に所属していたこともあり、将来はバスケに関わる仕事がしたいと思うように。
選手を一番近くでサポートできる仕事に就ければと考えた彼女は、アスレティックトレーナーを目指すことを決意。

ヒューマンアカデミー福岡校に在学中は、高校のラグビー部での実習や、プロバスケットボールチームでのインターンを経験するなど、何事にも積極的に取り組んできた。

現在はNATA-ATC取得を目指してアメリカに留学中。

どこへ留学に行きましたか?

渡米してから2年間は、カリフォルニア州中部に位置しているマーセッドコミュニティカレッジ(以下、MCC)に在学していました。

そこでは、CAATEの認めたプログラムはありませんでしたが、一般教養の授業を履修しながら、トレーナールームで実習を週20時間していました。

現在は、大学院にてATプログラムに参加しようと考えているので、GCUではなるべく早い卒業と、NSCA-CSCS取得に向けて取り組んでいます。

どんな経緯で留学に行くことになったんですか?

今思えば、世界中に友達を作りたいという昔からの願望が、留学することを決めた一つの大きな要因です。

人生において、日本国内だけに留まるのはもったいないと考えていました。
また、もう一つの大きな要因は、NATAが掲げているATの仕事内容がとても魅力的だったからです。

日本で勉強していくにつれて、私が憧れるATの仕事が国内で出来るのは、かなり限られた人たちだけだと感じるようになりました。

それなら、よりチャンスのあるアメリカに行ってやりたい仕事をやろうと決め、留学準備を始めました。

留学の費用はどのくらいかかりましたか?

MCCでは、2年間で合計77単位の授業を取って、およそ$21,560(約250万円)かかっています。

その単位の中には、4年制大学レベルでないものも含まれています。GCUへは63単位を移行しています。

また、生活費は一か月間でおよそ$500~600(約55,000~70,000円)でした。

マーセッド市はかなり田舎なので、サンフランシスコなどの都会に比べると生活費は抑えることができていたと思います。

コミュニティカレッジは4年制大学よりも学費が抑えられているので、とても助かりました。
また、奨学金を貰える機会は少なく、一度$1200ほど頂いたのと、$400頂ける奨学金に選ばれたくらいです。

GCUでは、1年間で授業料は$16,500、寮費と食事代合わせて$12,300、そして他に保険代などがかかってきます。

編入学する際に、GCUより3つの奨学金を受け取り、およそ$8,000が免除されたので、

すべてを合計すると1年間にかかる費用は$20,000(約230万円)以下に抑えられています。

留学中の現地での生活について教えてください

現在は、寮に住んでいて、なおかつ毎回キャンパス内にあるどこかのお店で食事を済ませるので、食事面ではとても健康的に過ごすことが出来ています。

また、ルームメイトが2人、スリープメイト(リビングルームを隔てて隣の部屋にいるメンバー)が3人いて、全員がとても個性豊かで、毎日一緒にいても飽きません。

皆とお喋りをするのが今はとても楽しく、生活面でも充実しています。

 

MCCにいた時は、アパートメントで日本人2人とルームシェアをしていました。

AT実習、アルバイト、授業全てを並行して行っていた上に、当時は家事もすべて自分でしていました。

どうしても家事が優先順位的には最後になってしまうので、食事はおにぎりやファストフード店など、作るのにも食べるのにも時間のかからないものを摂っていました。

健康面でいうと、とても良いとは言えない生活を送っていました。

留学の体験を通して心に残っていることはなんですか?

強く印象付いているのは、アメリカ人のコミュニケーション能力が半端ないことです。

自分で言うのもおかしいですが、日本では私はシャイではないと思っています。
知らない人にも必要であれば会話をしますし、人見知りをすることはあまりありません。

しかし、アメリカでは私はシャイの部類に入ります。

アメリカにいる人たちは、初めてあった人にもまるで昔から仲が良かったように接しますし、実際に瞬時に仲良くなって連絡先を交換しています。このアメリカ人の突出したコミュニケーション能力には本当に尊敬していますし、現在そのスキルを習得すべく訓練中です。

留学したことで何が得られましたか?

異業種の方たち、人種の異なる人たちとの交流が増え、そのおかげで自分自身の視野が広がったことは大きな財産です。

日本とアメリカでは、社会が大切にしているものが少し異なるように感じます。

日本の社会は、今でも大多数の会社がお客様一番な印象があります。
もちろん、日本で社会人として活躍している同年代からは、社員が働きやすいような環境が整ってきていると聞いています。

それでも、アメリカ人のような、家族や自分が最優先という文化に基づいた社会にはまだまだ追いついていないように感じています。

私は、どちらの考え方もとても大切で、うまく二つの文化がミックスした社会ができてほしいなと思っています。

それも、留学して実際に経験したからこそ気付いたものなので、自分の日本人の世界観、価値観にプラスαが付いたようで嬉しいです。

今、留学を考えている学生へメッセージ

個人によって留学する目的は様々だとは思いますが、

共通して言えることは、どの目的を達成するにしても、

 

1~2か月間の短期留学より、半年~1年、
できれば1年以上の留学をした方が何倍もの価値を得られるということです。

世界中にグローバル化が浸透したおかげで、留学すること自体は皆さんにとって当たり前になりつつあると思います。

それでも、多くの方たちは長期休みを利用した短期留学を経験しており、長期留学は稀であるような印象があります。

短期留学を選ぶ理由として、費用、留年の懸念など様々だと思いますが、ぜひ、勇気をもって長期留学を経験してほしいです。

私は、英語を問題なく喋る、聞き取るのに半年かかり、アメリカ人の会話についていくのに1年かかりました。

アメリカと日本の文化、両方の素晴らしさを心から感じるようになったのは、留学して2年になる直前でした。

もし、皆さんが人生の財産を得たいと思うのであれば、
留学すること、そして可能であれば長期留学をすることをお勧めします。