パーソナルトレーナーとして働くためには、資格の取得は必須ではありません。
きちんとした知識とスキルがあれば、誰でもパーソナルトレーナーとして働くことができます。
しかし、これからパーソナルトレーナーを目指す方やすでにパーソナルトレーナーをしていて、さらにレベルアップしたいという方には、資格の取得がおすすめです。
資格の勉強をする過程で、パーソナルトレーナーとして働くために必要な要素を体系的に学ぶことができるため、初学者の方は効率よく必要な知識を得ることができ、すでにパーソナルトレーナーをしている方も自分に足りていない分野を身につけることができます。
NSCA-CPTがパーソナルトレーナーにおすすめできる理由
パーソナルトレーナーに関する資格はいくつかありますが、中でもおすすめの資格はNSCAのパーソナルトレーナー資格です。
この資格は全米ストレングス&コンディショニング協会(NSCA)が発行しているパーソナルトレーナーの資格で、NSCA-CPTと呼ばれています。
パーソナルトレーナーや運動指導者としての資格には他にも、JATIトレーニング指導者、NESTA パーソナルトレーナー、NASM PESなどがあります。
他の資格と比較して、NSCA-CPTをおすすめできる理由は大きく3つあります。
【NSCA-CPTのメリット1】就職や転職に有利、信頼度が高い!
この資格は全世界に保有者がおり、世界的にみても最も認知度の高いパーソナルトレーナー資格の1つです。
そのため資格を持っていることが専門性のアピールになり就職や転職で有利に働きます。
また、資格を取得するということは、適切な指導を行える知識を身につけていることの証明になるのでクライアントからも信頼されやすくなります。
【NSCA-CPTのメリット2】受験のハードルが低く、受けやすい!
NSCA-CPTは高卒以上の方であれば誰でも受験が可能です。必須の養成講習会などはなく、すぐに試験が受けられます。
反対に、上述したJATIやNESTAの資格は受験のために養成講習会や教育カリキュラムを受ける必要があります。
そのためNSCA-CPTは、これからパーソナルトレーナーを目指す方にとっては時間も費用も抑えられるので取得までのハードルは低いです。
【NSCA-CPTのメリット3】エクササイズが豊富で現場ですぐに活かしやすい!
NSCA-CPTは、公式テキストでエクササイズが200個以上紹介されているためトレーニング実施時の引き出しを増やすことができます。
また、正しいやり方、誤ったやり方も試験の出題範囲になっており、資格の勉強が現場での指導に活かしやすいという特徴もあります。
NSCA-CPT試験の受験資格
NSCA-CPTの資格を実際に取得するための条件についてご紹介します。
基本的に高卒以上なら誰でも受けることはできますが、その他にいくつか受験資格の条件があります。
具体的には、以下の通りです。
満18歳以上であること
NSCA-CPTには、受験の年齢制限があり、満18歳以上である必要があります。
18歳未満の方は残念ですが、18歳になってから受験しましょう。
高等学校卒業者または高等学校卒業程度認定試験の合格者
18歳以上であることに加えて、出願時には1年以内に取得した高校の「卒業証明書」もしくは、高等学校卒業程度認定試験の「合格証明書」の原本を提出する必要がありますので、事前に準備が必要です。
NSCAジャパンの会員登録が必須
まず、NSCA-CPTを受験するためには、「NSCAジャパン」の会員になる必要があります。
公式サイトからオンラインで入会できますので、忘れずに登録しておきましょう。
※資格取得目的であれば、社会人の方は「正会員(年会費13,200円)」、学生の方は「学生会員(年会費11,000円)」に入会すれば大丈夫です。
有効なCPR/AEDの証明書を保有しているもの
最後に、「有効なCPR/AEDの証明書」です。
これがないと資格試験に合格しても資格証明書をもらうことができません。
条件に「オンラインコースのみでないこと」が含まれているため、実際の講習会に足を運んで認定を受ける必要があります。
CPR/AEDの講習は日本赤十字社や消防署など、さまざまな団体が主催していますので、NSCAジャパンが公表している「該当する団体(コース)一例」を参考に、講習会に参加しておきましょう。
初めての方にとっては「けっこうやること多いな」と感じるかもしれませんが、JATIやNESTAなど他の資格では、さらに各協会の認定コースや養成講座を受ける必要があります。
NSCA-CPTは、他の資格と比べれば受験資格を満たすのは容易なので、ぜひその認識で取り組んでみてください。
NSCA-CPT資格の受験費用
資格を取得するための条件が揃っていても受験費用がどのくらいかかるかわからないとなかなか受験には踏み切れませんよね。。。
ここで実際に資格を取得するための費用をご紹介します。
※CPR/AED講習費は、日本赤十字社の普通講習で1,500円
※最終学歴証明書の取得費用は、場合により異なるため目安の金額です。
社会人か学生かによって若干費用が変わりますので、現在学生の方は在学中に受験することをおすすめします。
NSCA-CPT資格の試験の難易度は?
NSCA-CPT資格試験の難易度についてもご紹介します。
結論からいうと、NSCA-CPTの試験の難易度は他の資格に比べて『易しい』と言えます。
理由は、
・出題形式
・出題内容
・合格率
にあります。
出題形式が3択問題
NSCA-CPTの試験はA,B,Cの3つから1つの答えを選択する3択問題です。
JATIやNESTAの試験は4択問題なので、NSCA-CPTの試験は比較的簡単だと言えます。
出題内容がエクササイズ中心
NSCA-CPT試験は、「エクササイズの正しい動き」や「エクササイズの誤った動き」、「エクササイズと整形外科疾患」など、エクササイズに絡めた形で出題されます。
座学というより実技中心に勉強ができるので、学びやすく感じる方が多いのではないでしょうか。
一方で、JATIはトレーニング科学全般から幅広く出題され、NESTAではビジネススキルの部分も出題されるので、より幅広い学習が必要になります。
合格率が80%以上
気になる合格率についても、NSCA公式サイトによると『81%』と高い数値となっています。
確実に受かる資格ではないものの、しっかり準備をして望めば高い確率で合格できる資格と言えるでしょう。
最初に取得するパーソナルトレーナー向けの資格としては、出題内容的にも合格の難易度的にもNSCA-CPTをおすすめします。
NSCA-CPT資格をおすすめしたい方
ここまでNSCA-CPTの受験資格、実際の受験費用、難易度を紹介してきました。
ここからは、どんな人にNSCA-CPTの取得がおすすめできるのかご紹介していきます。
マンツーマンでの指導をしたい方
エクササイズ中心に学びを深めることができるため、マンツーマンでアスリートに指導したい方やボディメイク、ダイエット等を希望されるクライアントを抱えている方には特におすすめです。
これからパーソナルトレーナーを目指す方
資格取得までの道のりで体系的にトレーニングのことを学べるのでこれからパーソナルトレーナーを目指す方にもおすすめです。
前述の通り、受験資格のハードルも低く、合格率も高いので、パーソナルトレーナーを目指すはじめの一歩として最適な資格と言えるでしょう。
NSCA-CPT資格合格のための勉強方法を紹介!
確実に合格するための勉強法についてもご紹介します。
大きくなポイントは以下の2つです。
1.苦手分野を把握し、徹底的に潰すこと
2.合格のために学習すべき分野を絞ること
どのように苦手分野を把握し、徹底的に潰すのか、また学習すべき分野とはどこなのかなどについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【取得後の注意点】NSCA-CPT資格の更新について
ここからは取得後に注意していただきたいことを紹介します。
特に注意が必要なのは【NSCA-CPTは3年ごとに資格更新が必要である】ということです。
NSCA-CPTの資格は国家資格のように取得したら一生使えるものではありません。
資格有効期間というものがあり、定期的に資格更新条件を満たし維持していく必要があります。
これを見落としてしまうと、「せっかく資格を取得したのに気がついたら失効してしまった」ということになってしまいます。。。
NSCA-CPT資格の有効期間
資格の有効期間は3年間です。
有効期間は、資格認定日から3年間ではなく、全資格認定者の共通の期間として設定されています。
執筆時点の有効期間は以下のとおりです。
有効期間:2024年1月1日~2026年12月31日
NSCA-CPT資格の更新条件
上記の有効期間内にCEU(単位)を取得し、資格更新手続きを完了することで、資格更新ができます。
また、NSCAジャパン会員の有効期限が切れていると、NSCA認定資格の継続に必要なCEUの加算が行われず、資格更新手続きを行うことができないので、会員資格の更新も忘れずに行っておきましょう。
その他、必要CEUや上限などの詳細についてはこちらをご確認ください。
NSCA-CPT資格取得後の働き方について
最後に、資格取得はあくまでパーソナルトレーナーとして活躍するための手段の一つです。
参考として、NSCA-CPTの資格取得後にどんな働き方ができるのかをご紹介します。
フィットネスクラブ、ジムでのパーソナルセッション
多くのフィットネスクラブやジムは契約の条件として、【NSCA-CPT資格の保有】を挙げている場合が多いです。
そのためNSCA-CPTを取得することで、フィットネスクラブやジムで正社員雇用やアルバイト契約に繋げることができます。
フリーランスのパーソナルトレーナーとして活動
個人のSNSやHPなどを通じて集客を行い、レンタルジムなどのトレーニング場所で指導を行う働き方もできます。
どこにも所属せず、個人事業主として働くイメージです。
また、ジムと業務委託契約を結び、場所を借りながらトレーニングを提供するという形もあります。
フリーランスの場合は特に「信用」が大きな要素になるので、【NSCA-CPTを保有していること】がクライアントへの信用や安心感に繋がります。
オンラインでのパーソナル指導
パーソナルトレーナーはオンラインでクライアントにトレーニングを提供することもできます。
ZoomやGoogle meetなどのオンラインシステムを利用することで、1対1でセッションを行ったり、動画でのフィードバックを提供することもできます。
この場合も【資格保有者】という安心感がクライアント獲得にプラスに働くでしょう。
まとめ
今回はパーソナルトレーナー向けの資格【NSCA-CPT】が、これからパーソナルトレーナーを目指す方やパーソナルトレーナーとしてさらにレベルアップしたい方におすすめの理由についてご紹介しました。
取得後に気をつけることやその後の働き方などもご紹介しましたので、ぜひ合格して満足ではなく、その先の活躍に生かしていっていただければ嬉しいです。
「まずは資格取得にチャレンジしよう!」と考えている方は、ぜひNSCA-CPTにトライしてみてください!
これからトレーニングの勉強を始めるという方でも十分に合格を目指せる資格です。
それでも初心者だから不安、短期間で確実に合格したいという方向けに、トレーナーズアカデミーで「NSCA-CPT対策講座」を行っています。
対策講座は完全オンラインでなるべく効率よく、費用をかけすぎずに合格を目指すことができます。
もし仮に一発合格できなくても、追加費用なしで合格まで継続サポートの保証もついていますので、ご興味のある方はぜひ受講をご検討ください。