こんにちは!
トレーナーズアカデミーです。
2019年11月3日に開催された「筋・骨格への徒手コンディショニング」の開催報告ブログです。
徒手コンディショニングを学ぼう
パワーを効率よく伝え、安定したパフォーマンスを発揮するためには身体の中心である体幹と骨盤が機能している状態が好ましいです。
それらの機能を高めるベースとなる「筋や骨格」を適切な状態に調整するために、有効な手段となるのが徒手コンディショニングです。
今回は「短時間で効果が出せる」筋や関節に対するテクニックをご紹介します。
人の「手」が持つ力とは
徒手コンディショニングをやる前に、『手』の持つ力を確認。
僧帽筋の指圧を以下3パターンの方法で行いました。
①何も考えずに押す
②手を大切に扱ってから押す(すりすり優しく撫でる)
③手を粗末に扱ってから押す(強く叩く)
すると、
②をした後は「ぶーん」というような温まる感覚が手に残り、指圧は柔らかくなる。
③をした後は「ジーン」というような痛い感覚が手に残り、指圧は痛くなることを体感。
何事も「手」から敏感に伝わるということが分かりました。
骨格(関節)へのアプローチ
骨格(関節)へアプローチを行うことで得られる以下の3つのポイントをおさえていきます。
①アライメントが整うことで筋緊張の調整
②運動方向を誘導できる
③重心のコントロール
いくつかの徒手コンディショニングを行いましたが、ここでは1つだけ紹介していきます。
膝関節へのアプローチ
下腿は、伸展時に外旋する特徴があります。
それを利用して、
①下腿を外旋に誘導しながら膝伸展
②下腿を内旋に誘導しながら膝伸展
その2つを実施後、ジャンプ動作に大きな影響が出ます。
①を実施すると、伸展動作が行いやすくなり、ジャンプしやすくなります。これは、運動可動域の確保と拡大が行われたことで、スムーズな動きが可能になったからです。
逆に②を実施すると、屈曲動作が行いやすくなり、安定しやすくなります。これは、関節が安定し、支持性がアップしたからです。
このように、動きやすくさせたい・安定させたいという時にはシンプルな徒手コンディショニングで可能だということが分かりました。
まとめ
・人の「手」は敏感で、人へと伝わりやすい
・骨格(関節)へのアプローチで大事な3つなポイント
・動きやすさ、安定しやすさはシンプルなことで変化する
徒手コンディショニングは表面上だけを取り上げられると、とても簡単なものです。
しかし、なぜそうなるのか?を突き詰めていくととても奥の深いものです。
ここでは書ききれない、なぜ?をセミナーでは教えていただきました。
セミナーが気になる方は、動画でご覧ください。