こんにちは!
トレーナーズアカデミーです。
2019年7月7日に開催された
「体表解剖学〜下肢編〜」の開催報告ブログです。
機能解剖を極める
みなさんは筋肉名をパッと言われたときに、瞬時にそれをイメージして紙に描けますか?
そして筋肉の起始停止を定めて、筋肉の走行をイメージして書いていきます。
セミナーでは、「ハムストリングス」をお題に白い紙になにも見ないで描いていきました。
ハムストリングスは下肢の代表的な筋群です。
皆さんも容易にイメージできるのではないでしょうか?
しかし、いざ書く!となるとなかなか難しいのです。骨盤、大腿骨、脛骨、腓骨を書き、起始停止をマークする。
「…あれ?どこだっけ?」と手が止まります。
機能解剖は、基本的な分野ですが
何となく自分の中で納得してしまうとそれ以上追及しなくなってしまいやすい分野です。
しかし、実際は覚えた「つもり」になってしまっているかもしれませんね。
また、筋肉は教科書上では平面で表されていますが、本当は立体です。
それぞれの太さや、位置関係も平面上で表されているよりも複雑なのです。
体表に骨と筋肉を描く
下肢の各筋肉を見本を見ながら、体表に描いていきます。
まずは、起始停止に印をマークして行きます!
マークするために骨をそれぞれ触診していきます。
ただ、これもかなり難しいです。
解剖学の知識を最低限持ちながら、手の感覚で骨を探らなければいけません。
マークが出来たら間に筋肉を通していきます。
起始部から停止部にかけてなぞるように触っていき、筋肉と筋肉の境目を探りながら書いていきます。
特にハムストリングスは、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の総称であり、それぞれが坐骨結節から伸びています。
坐骨結節のどこから?
位置関係は?
筋肉の太さの割合は?
停止部は脛骨と腓骨のどっち?
疑問がたくさん上がり、知識不足が浮き彫りになっていきます。
最後に
今回のセミナーでは、機能解剖の重要性を改めて再確認しました。
また、普段どうしても平面でしか学ぶ機会がないものを実際に立体物に映していくのが、不思議であり楽しかったです!
骨格や筋肉を体表に一本一本書いていくにつれて、下腿がどんどん形成されていきます。
教科書で勉強した知識が、現実で形になっていくワクワク感がありました!
人の身体は骨と筋肉だけで形成されているわけではありません。臓器も神経も腱や靭帯も筋膜も皮膚もあります。
カラダって面白い!
カラダってすごい!
今回学んだことをきっかけに人体への関心が増しました。
機能解剖を勉強するときにオススメです。
実践!
体表解剖学 下肢編の動画公開中!
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