「海外のトレーナー活動というものを生で見たい」
その想いを胸に、スタンフォード大学のサマーキャンプインターンに参加した嘉山さん。
憧れのアメリカの地で何を学び何を得ることができたのか。
研修の経験を伺いました!
嘉山さんのご紹介
名前
嘉山舜(かやましゅん)
年齢
21歳(1998年生まれ)
出身
神奈川県
出身校
法政大学スポーツ健康学部スポーツ健康学科(在学中)
スタンフォード大学の研修に参加
ーーどんな海外研修に参加しましたか?
2019年7月29日~9月7日まで約40日間、スタンフォード大学のfootball summer internshipに参加していました。
この研修は毎年、スタンフォード大学フットボールチームのサマーキャンプの時期に合わせて行われています。
年によって人数にばらつきはありますが毎年5名前後の日本学生が参加しています。
現地では学生トレーナーとして帯同する形になります。
海外のトレーナー活動を生で見たい
ーー海外研修に行くことになった経緯を教えてください
2018年の夏にアメリカのボイシー州立大学に2週間研修旅行にいきましたが、海外のトレーナー活動というものを生で見ることができませんでした。
ATCの取得を考えていた自分にはずっと心残りがありました。
そんな時に、このスタンフォード大学のサマーインターンの募集を見つけたので参加するしかないと思い応募しました。実際にATCの方の仕事を見たいと思いました。
また、昨年このプログラムに参加した方の話を聞いてスタンフォード大学にあるスポーツメディスンという組織に興味を持ちました。
日本にはプロ以外に、しっかりとしたトレーナーの組織体制が整っていないのでどういう組織作りがなされているのか見てみたいと思いました。
ジェスチャーを交えて想いを伝える
ーー海外研修中の現地での生活について教えてください。
ホストのいる家に宿泊することができました。
8月1~24日までキャンプ中だったので朝昼夜一日三食バイキング形式で食べました。
夕食は毎日がBBQかと思ってしまうくらい豪華でした。ホストの方が優しい方々だったので、住んでいる地域を案内してくれたり、おいしいお店やお土産が買えるお店を教えてくれました。
参加が決まってから日常会話の英語はもちろん、トレーナーとして必要な解剖の専門用語の英単語も覚えなければならなかったので英語には苦労しました。
オンライン英会話をやっていたのでスピーキング、リスニングはある程度できるようになってるだろうと思っていましたが、全く歯が立ちませんでしたね。
知っている単語しか聞き取ることができませんでした。
ですが、ジェスチャーを交えて想いを伝えれば、しっかりした文章を言えなくても伝えることはできるんだと感じました。
施設の充実さに衝撃
ーー海外研修の中で心に残っていることはなんですか?
アメリカでのフットボールの根強さ。
これはスタジアムが満員になることは当たり前で、大学生の練習にもかかわらずお金を払ってまで見に来ているという部分にフットボールの文化と商業性を感じました。
日本の大学の練習で、こんな光景を僕は見たことがなかったので衝撃でした。
また、施設の充実さにびっくりしました。スタンフォードスポーツメディスンの中は、何台ものベッドがあり多数の治療器具を備えています。
選手にこういう治療をしたいと思ったときにそれができる、これはすごいと感じました。
コミュニケーション能力の高さ、これは圧倒的に僕に足りないと感じたことです。
アメリカ人は自分の考えをしっかりと持っているので言いたいことは先輩でも後輩にでも堂々と言える。この能力は真似しなくては!と強く感じました。
行った人にしか見えない景色がある
ーー今、海外研修を考えている学生へメッセージ
おそらく、この記事を読んでくださっている方たちの中には海外に行ってみたいと思っている人がいると思います。
しかし、お金がどれくらいかかるかわからない。一度も海外に行ったことがないから不安。日本語以外話せない。などの不安や疑問でいっぱいだと思います。僕もそうでした。
どんな不安や疑問を持っているとしても、まずは日本を飛び出してみよう!
叶えたい夢があるなら行動しなきゃ何も始まらない。
行きたいと思っているのに行かないのはもったいない。これは行った人にしかわからない、だけど、行った人が言うんだから絶対に大丈夫!
英語が話せなくてもジェスチャーで何とかなる。今なら翻訳してくれるアプリもあります。
僕はこの留学が2回目でした。だけど、たくさん不安はありました。何回行っても不安は消えない。消えないけど減らせることはできる。
何が言いたいかというと、まずは海外にいってみよう!!それからのことは行った先で考えればいい!
行った人にしか見えない景色があります。一緒に頑張りましょう。