「自分の当たり前は、当たり前ではない」海外研修レポート

世界へ一歩踏み出そう!

東南アジアの国、ラオスで障害者スポーツ事業に関わった新部さん。

現在は障害者スポーツ協会で働いている新部さんにお話を伺いました!

新部さんのご紹介

海外研修

名前

新部遥希(にべはるき)

年齢

22歳(1997年生まれ)

出身

千葉県

出身校

国士舘大学体育学部体育学科

プロフィール

国士舘大学でソフトボール部に所属しながらトレーナーを目指していた。
一人のパラリンピアンとの出会いがきっかけでパラスポーツに興味を持つようになった。パラスポーツに引き込まれ現在は、日本ブラインドサッカー協会で働いている。

代表合宿にも参加

ーーどんな海外研修に参加しましたか?
ラオスの障害者支援を行なっている日本の特定非営利活動法人「アジアの障害者活動を支援する会」(以下、ADDP)の障害者スポーツ事業の一つに参加させていただきました。8日間参加してきました。

現地では、車椅子バスケの女子の代表合宿に参加し一緒にプレーさせていただきました。
また、知的障害者が行うクッキー作りや聴覚障害を持っている人が活躍しているカフェを見学しました。

同じ職場に様々な障害を持っている人が働いている環境はとても新鮮でした。

 

海外の状況を自分の目で確かめたかった

ーー海外研修に行くことになった経緯を教えてください
大学在学中に参加したスポーツアライアンスが主催するトレドラに参加したことがきっかけでADDPさんと活動できるようになりました。

また、ご縁がありパラリンピックの選手の伴走をするようになりました。そこから障害者スポーツに興味を持つようになり海外の障害者スポーツについて知りたかったので行くことを決めました。

海外はどのような状況なのかを実際に足を運んで自分の目で確かめたかったです。
選手と一緒にプレーできるかもと聞いていたのでこれはいくしかないと思いました。

ラオス語に苦戦

ーー海外研修中の現地での生活について教えてください。
現地では、ADDPさんの事務所に宿泊させて頂きました。食事は、現地の料理を現地の人と一緒に食べました。日本では、食べることのできない食材を食べることもできとても充実していました!

また、日本ではビールより水の方が安いですが現地では、ビールの方が安かったので毎日飲んでいました笑

準備としては、現地の状況をネットで調べたくらいです。
苦労したことは、現地の言葉がラオス語だったので何喋っているかほとんどわかりませんでした。現地にいる日本人のスタッフの方ややGoogle 翻訳を使用して自分の伝えたいことは、伝えていました。

異なる障害の方が一緒に働いていること

ーー海外研修の中で心に残っていることはなんですか?
ADDPでは、知的障害・聴覚障害・身体障害の異なる障害を持っている人が一緒の場所で仕事をしています。そのことが、とても心に残っています。

 

障害者が仕事を円滑できるようにサポートするジョブコーチと一緒に仕事を行っていました。みんな仲良く、楽しく笑顔で仕事していました。それぞれ自分の得意を仕事として取り組む姿は、今の僕自身の成長にも繋がっています。また、時間あればラオスに行きたいと思っております。

自分の当たり前は、当たり前ではない

ーーその海外研修に行ったことで何が得られましたか?

『自分の当たり前は、当たり前ではない』ということを現地に足を運んだことで感じることができました。体育館行くよと言われイメージしていたのは、床は、日本のように木で作られていると思いました。実際体育館に行ってみると体育館はコンクリートでとても衝撃でした。

また、パラパワーリフティングでパラリンピックに出場している選手が練習している場所は、体育館以上に衝撃的でした。ベンチプレスの周りには、虫が飛び、隣には人が住んでいました。ここで練習をしている姿を見て環境は、関係ないと思いました。

自分が好きなことができるという事は、どんな状況でも乗り越えられる!と彼が教えてくれました。彼には、感謝しています。今は、自分の当たり前は、当たり前ではないと思い行動するようにしています。
そうする事で今まで見ていた世界よりも大きい世界を見ることができています。

時間は戻すことができない

ーー今、海外研修を考えている学生へメッセージ

現地に行ったからこそ価値が生まれる。

どこかに行きたいと思ったら行ってみることが大切だと思います。時間やお金がないと悩んでいるのはとても、もったいないことだと思います。お金はバイトをしたりすればなんとかなります。でも、時間だけは戻すことができません。後悔をするなら行って後悔した方が良いと思います。

また、行くことを決意した自分自身は今までよりもレベルアップすることができます。今まで勉強に力が入らなくてもここに行くという目標ができればいつまでにこれをしないと!というプラス思考にもなれるので決めた日以降はとても楽しくなります。

ぜひ、海外へ一歩踏み出し自分の世界を広げてみてください!!

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