下腿三頭筋に効く!!パートナーストレッチ。
下腿三頭筋はその働き上、第2の心臓とも呼ばれるほど重要な筋肉です。
腓腹筋とヒラメ筋から構成され、足部の底屈・膝関節の屈曲(腓腹筋のみ)に関与しています。
下腿三頭筋は足部に向かって流れてきた血液を、心臓まで戻すポンプ機能の役割を担っています。そのため下腿三頭筋が固っていたり、長時間圧迫されていると、血流が滞りむくんでしまいます。拘縮やむくみを生じさせないために下腿三頭筋の柔軟性は大切です。
日常生活や運動で大事な下腿三頭筋の柔軟性を向上させるストレッチをご紹介します。
今回ご紹介するストレッチは二人一組で行うパートナーストレッチ(ペアストレッチとも言います。)です。パートナーストレッチは相手に体を預けるので完全脱力状態で受けることができます。また、一人では伸ばしきれないところも伸ばすことができます。そのため非常に効果は高いです。
ぜひ動画と一緒にお試しください。
下腿三頭筋の機能解剖が不安な方は、改めてこちらの記事で復習してから読み進めていってください!
①下腿三頭筋 スタティックストレッチ
- 左手でクライアントの距骨を押し込みながら、右手でクライアントの足関節を背屈させる。
- 左手でクライアントの踵を包み込むように持つ。
- 左の前腕を右手の甲に重ねて、クライアントの足関節をより強く背屈させる。
- クライアントの顔側を向き、体重をかけて足関節をさらに背屈させる。
②下腿三頭筋 コンプレッションストレッチ
- 右手でクライアントの左膝を固定する。
- 左手と大腿でクライアント下腿を挟むように圧迫する。
- 圧迫したまま、クライアントの膝関節を屈曲・伸展する。
- 圧迫する部位を変えながら実施する。
ストレッチ時のポイントや注意点を詳しく学びたい方はこちらのテキスト