こんにちは! トレーナーズアカデミーです。
2019年11月3日に開催された「アスリートのためのダイナミックコントロール」の開催報告ブログです。
実際のプレーと同じ速度に近づける
現場のトレーナーの役割は大きく分けて2つあります。
・パフォーマンス向上
・ケガの予防
基礎的なトレーニングやコンディショニングを行い最低限ケガのないカラダを作りつつ、実際のプレーで起こりうるスピードや負荷に近づけていかなくてはいけません。
例えば、ゆっくりとしたスピードで、フォームを意識してスクワットをずっと行っていては、直接その選手がフィールドで高いパフォーマンスを発揮出することには繋がりにくいです。
ゆっくりとした動きを習得した後には、実際にスポーツで起こりうるスピードで動きをコントロールする必要があります。
セミナーでは、2人1組のペアでお互いの立ち幅跳びのフォームを評価し合いました。
動きの修正とキューイング
トレーナーは、トレーニング中に選手のフォームが崩れた際に正しく修正しなくてはいけません。
選手の感覚を尊重して、相手がイメージしやすい、又は使っている筋肉を意識しやすいように指導します。
相手に修正すべきポイントを伝えることを「キューイング」と言います。
相手へのキューイングは、「骨盤をもっと前傾しつつ、股関節を屈曲して下さい。」というようなものだと伝わりません。
トレーナー同士なら理解できますが、相手とお互いに共通言語になっている言葉を使わなければなりません。
「胸を張りながら、お尻を後ろに突き出すようにして下さい。」のように分かりやすいキューイングを心掛けます。
ただし、これが正解。というものはありません。どの言葉が相手に伝わるのかは、その人によります。
どう伝えたら変わるのか?を参加者全員で考えながらセミナーを行いました。
早い動きの中でもコントロールする
ゆっくりとした動きの習得したなら、次はパワーとスピードを合わせたトレーニングに移ります。
今まで出来ていた動きが、スピードや地面の反発など、外的な要因が加わるだけで一気に難しくなります。
より、実際のスポーツでの動きのシチュエーションに近い状態でいかに、身体をコントロール出来るかを体感しながらペアでトレーニングを行いました。
まとめ
今回のセミナーに参加して、相手に正しく伝えることや、実際に自分で実践することで難しさを実感。
難しい動作も、要素を分解して、一つ一つの問題を潰していけば必ず習得出来ることを学びました。
実際に選手のパフォーマンス向上、ケガの防止をより高いレベルでサポートするために非常に勉強になったセミナーでした。みなさんも現場で実践してみてください!