スポーツトレーナー、パーソナルトレーナー向けセミナーレポート モチベーションテクニック(jcca)

トレーナーズアカデミー事務局長 嘉山がセミナーに参加してきました。

内容はクライアントのモチベーションを高めるための方法を学ぶモチベーションテクニックです。(JCCAのマスターシリーズのひとつです。)

講師はJCCAのA級講師・マスタートレーナーの渡邉裕介さん。

心理学ベースのモチベーションを高める手法やクライアントのモチベーションにつながる運動プログラム処方について言及しながら講義は進みました。

人をやる気にさせる「モチベーション」とは!?

私は、これまでの人生で
「モチベーションが上がってきた」や
「モチベーションがなくなった」など

何気なく「モチベーション」という言葉を使ってきましたが今回は、一からモチベーションについて学びました。

まずモチベーションとは
人が何か行動をする際の動機づけや目的意識のことです。

これを紐解いていくと2つの要素があります。
動因(どういん)と誘因(ゆういん)です。

動因:ヒトが持つ欲求や願望のこと
誘因:動因を叶えるための方法や手段・目標のこと

例えば、
ジムにクライアントがセッションを受けに来たケースで考えてみます。

動因の例として、
痩せたい、肩こりや腰痛を改善したい、健康診断の数値を改善したいなどがあります。

それに対しての解決策として
・痩せる運動を実施する
・肩こりや腰痛予防に効果的な姿勢改善トレーニングを実施する
・健康診断の数値改善のための有酸素運動を行う
などが誘因にあたります。

そして、重要なのはここです。
動因と誘因が合わさったときに人はやる気になる と考えられています。

こんな原理だったとは。。

ハッとさせられました!

僕はこのセミナーを受けるまでモチベーションは勝手に湧き上がってくるものだと思っていました!

この原理を応用すればパーソナルトレーニングのセッションやスポーツ現場でのトレーニング指導でも活かせると感じました!!!

モチベーションを飛躍的に高める3つのステップ

テクニックは3つのステップから構成されています。

ステップ1.動因を読み取る
ステップ2.動因を書き留める
ステップ3.誘因を提示する

ここでは ステップ1.動因を読み取る ためのテクニックを紹介します!

というのも、
セッションであれば初対面のクライアントから動因を引き出さなければなりません。

でもクライアントは初対面の人に自分の欲求や願望を話すでしょうか?

なかなか話しづらいですよね。。
僕はなかなか言えないタイプです。

ここで大事なのが、
クライアントからみたあなたが動因を伝えやすいトレーナーになっているかどうかです。

そのために大切なのが、『聴く技術』『ペーシング』です。

聴く技術:うなづき・相づち・同意・オウム返しなど
ペーシング:アクションペーシング・スピークペーシング

クライアントに合わせてテクニックを用いることでクライアントが動因を伝えやすくなる環境を作ることができます。

ぜひ明日から試してみてください!

ステップ2、ステップ3は・・・
セミナーでのお楽しみです!

モチベーションテクニックを学び実践すれば、クライアントのモチベーションが上がり継続率も上がると感じました。

最後に

翌日、大学チームのトレーナー帯同があったためモチベーションテクニックを実践してみました!

結果、今まであまりコミュニケーションが取れていなかった選手が、僕を頼ってくれるようになりました。

自分(トレーナーやセラピスト)がやりたいこと・したいことではなく、クライアントが望んでいることをいかに叶えられるかが大切だと再認識できました。

こんな方にオススメのセミナーです。
✔️クライアントの満足度を上げたい方
✔️セッションの継続率を改善したい方
✔️クライアントがエクササイズをやってくれない方

機会があればぜひセミナーに参加してみてください。

jccaのマスターシリーズセミナーなので簡単ではありません。テキストだけを見ると難しい用語も多かったです。

しかし講師が難しいことをわかりやすい例を用いて、かつ簡単な言葉に言い換えて説明してくれたので普段運動指導をしていない方にも無理なく学んでいただけたと思います。

渡邉先生、ありがとうございました。

今後のマスターシリーズセミナーの予定はこちら

その他JCCAセミナーの予定はこちら

今日はJCCAのマスターシリーズの1つであるコアスタビライゼーションセミナーを紹介しました。

参加してみて、パーソナルトレーナーや運動指導者に学んで欲しいセミナーだと感じました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

嘉山舜

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