【開始姿勢】
・バーベルが胸の高さになるように、パワーラックかスクワットラックのフックの高さを調整する。
・バーベルを肩幅よりもやや広いオーバーハンドグリップで握り、両肘を45度程度、前方に向け三角筋前部と鎖骨部でバーベルを支持する。
・足幅を腰幅か肩幅程度に広げ、つま先は足幅が腰幅程度の場合に正面に向け、肩幅程度の場合にはやや外側に向けて、膝と同じ方向に向ける。
【ディップ】
・上体の姿勢を保持したまま、股関節と膝関節を曲げ、クォータースクワット程度の深さまで素早くしゃがみ込む。
・ディップでは、膝関節を深く曲げるよりも股関節の屈曲を意識して素早い沈み込み動作を行い、バーベルが三角筋前部から離れないように注意する。
【ドライブ】
・クォータースクワット程度の姿勢までしゃがみ込んだら、素早く切り返して股関節、膝関節、足関節を爆発的に伸展させる。(トリプルエクステンション)
・下肢の爆発的伸展動作によってバーベルが浮き上がったら、上体の姿勢を保持したまま、腕を爆発的に伸展してバーベルを真上に挙上する。
・バーベルを挙上する際には、顔の近くを通過するように注意する。
【キャッチ】
・バーベルを真上に挙上したら、股関節と膝関節を素早く屈曲させた姿勢で衝撃を緩和させる。
・挙上したバーベルは、フロアに対して垂直方向の位置でキャッチする。
・頭をやや前方に倒してバーベルは頭のやや後ろでキャッチする。
【応用エクササイズ】
・プッシュプレス:股関節と膝関節を伸ばした姿勢で、バーベルをキャッチする。
・スプリットジャーク:両足を前後に広げた姿勢で、バーベルをキャッチする。
・ダンベルプッシュジャーク:ダンベルを両腕に持って、プッシュジャークを行う。
・ワンハンドプッシュジャーク:ダンベルを片側の腕で持って行う。
・ラックジャーク:ラックにバーベルをセットした姿勢から行う。