トレーナーズアカデミー事務局長 嘉山がセミナーに参加してきました。
内容はコア(体幹)を安定させるエクササイズを学ぶコアスタビライゼーションです。
講師はJCCAのA級講師・マスタートレーナーの嶋田夕子さん。
コアスタビライゼーションの定義や、ヒトの発育発達過程についても言及しながら実技中心に講義は進みました。
コアスタビライゼーションとは!?
そもそもコアスタビライゼーションとは何でしょうか?
コア+スタビライゼーション
コア:体幹
スタビライゼーション:安定
つまり一言で言うと
体幹を安定させるプログラム です。
もう少し深く説明すると
コアスタビライゼーションとは、
どんな時でも良い姿勢がとれていることです。
コアを安定させる2つの要素!
どんな時でも良い姿勢を取れるようにするためには、コアを安定させる必要があります。
安定させる要素にはインナーユニットとアウターユニットの2つ。
インナーユニット
横隔膜・腹横筋・骨盤底筋群・多裂筋
インナーユニットが働くことで骨盤、腰部の安定性が向上します。
アウターユニット
①後斜系:広背筋と大殿筋など
②前斜系:外腹斜筋、対側内腹斜筋、対側の内転筋群など
③深縦系:脊柱起立筋、胸背筋膜の深部層など
④外側系:中殿筋、対側の内転筋など
4つのパターンがあり、それぞれの筋肉が協働することでコアの安定性を引き出すことができます。
そのためひとつの筋肉を鍛えてもコアは安定するわけではなく協働できるようエクササイズを工夫する必要があります。
詳しくはぜひセミナーで学んでみてください。
体幹を安定させる、ニュートラルポジション!
今回のコアスタビライゼーションセミナーで学んだニュートラルポジションは8つ。
1.仰向け
2.うつ伏せ
3.横向き
4.腹這い
5.四つ這い
6.座位
7.膝立ち&片膝立ち
8.立位
赤ちゃんの発育発達過程における獲得機能になぞらえています。
それぞれの姿勢にニュートラルポジションがあったとは。。
どこまでもよく考えられているセミナーだと驚きばかりでした。
ちなみに僕はこのコアスタビライゼーションを受講するまでは仰向けのニュートラルポジションしか知りませんでした。
基本中の基本しか知らず。。。(恥ずかしいです笑)
せっかくなので
ここでは仰向けのニュートラルポジションを紹介します!
ぜひ試してみください。
【 仰向けニュートラルポジション 8つのポイント 】
※アドバンストシリーズで学ぶものよりも項目が多いです。
□ 股関節軸ー膝関節中央ー第2中足骨を結んだラインが真っ直ぐ
□ 左右ASIS(上前腸骨棘)と恥骨を結ぶ三角ラインが床と並行
□ 腰部と床の間に手のひら1枚分の隙間
□ 第11・12肋骨背面が床に軽く触れている
□ ASISと第10肋骨弓を結んだラインが床と平行
□ 胸骨柄ー胸椎3番を結んだラインが床と垂直
□ 剣状突起ー第10肋骨弓を結んだラインが80〜90°
□ 眉間ー上唇を結んだラインが床と平行
もし、このニュートラルポジションがきちんと取れない場合はリアライメントが十分にできていない可能性があります。
毎日、ストレッチポール!!ですね。
さて
残りの7個はニュートラルポジションはセミナーでのお楽しみです!
というのも
ニュートラルポジションを文字だけで
お伝えするのはとても難しいです・・・
意識する部位や身体の動かし方などほんの少し違うだけで全く効果が変わります。
少しの差を伝えるのがとても難しい!!
だからぜひセミナーを受けて体感してください!
講師は簡単に見本を見せてくれましたが、実際にやってみるとこれが難しい・・・
いかに自分の日常の姿勢が悪い姿勢になっているか実感する良い機会でした!
最後に
あっという間の6時間でした!
セミナーが終わるころには、疲れているはずなのに受講生のみなさんは自然と良い姿勢になっていました!!
僕はと言うと・・・
最初は意識して良い姿勢をとっていたのに、無意識に良い姿勢に!
コアスタビライゼーションの重要性を再認識できました。
こんな方にオススメのセミナーです。
・トレーニング時の動きのブレをなくしたい方
・より効果的に動けるように関節を安定させたい方
・姿勢改善の方法が知りたい方
・腰部、骨盤の安定性を高めたい方
機会があればぜひセミナーに参加してみてください。
jccaのマスターシリーズセミナーなので簡単ではありません。テキストだけを見ると難しい用語も多かったです。
しかし講師が難しいことをわかりやすく、かつ簡単な言葉に言い換えて説明してくれたので普段運動指導をしていない方にも無理なく学んでいただけたと思います。
嶋田先生、ありがとうございました。
今後のマスターシリーズセミナーの予定はこちら
その他JCCAセミナーの予定はこちら
今日はJCCAのマスターシリーズの1つであるコアスタビライゼーションセミナーを紹介しました。参加してみて、パーソナルトレーナーや運動指導者に学んで欲しいセミナーだと感じました。最後までお読みいただきありがとうございました。
嘉山舜