コンディショニングスタンダード<アクティブストレッチ>

ストレッチは大きく「静的ストレッチ」と「動的ストレッチ」に分けられます。

静的ストレッチは反動をつけずに筋肉を伸ばすストレッチ。動的ストレッチは身体を動かしながら行うストレッチです。
また動的ストレッチは「アクティブストレッチ」とも言われます。

それぞれどのように使い分けをするかご存じですか??
静的ストレッチは筋肉の緊張をやわらげ、柔軟性の向上や関節可動域の拡大などの目的で用いられます。

※過度な静的ストレッチには注意が必要!
過度に実施すると筋出力の低下や、パフォーマンスの低下に繋がることもあります。
そのため運動や竸技を実施するための動きの準備では動的ストレッチが効果的です!

こちらは「アクティブストレッチ」の全7種がまとまっているページです。

キャット&ドッグ

目的:脊柱(屈曲・伸展)の可動性向上

ポイント・注意
・重心の位置を前後に動かさない。
・脊柱全体で弧を描くように動かす。
・胸椎を動かすことを意識する。
・手の位置は動かさない。

広背筋ストレッチ

目的:脊柱(側屈)の可動性向上・広背筋の柔軟性向上

ポイント・注意
・脊柱全体で弧を描くように動かす。
・両方の臀部を地面に着けたまま行う。
・伸ばす際に息を吸うことで効果的に実施できる。

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大胸筋ストレッチ

目的:胸椎(回旋)の可動性向上・大胸筋の柔軟性向上

ポイント・注意
・手のひらを地面に着けたまま行う。
・腕だけでなく、脊柱の動きを意識する。
・肩に違和感のないところで実施する。

腸腰筋・大腿四頭筋ストレッチ

目的:股関節(伸展)の可動性向上、腸腰筋・大腿四頭筋の柔軟性向上

ポイント・注意
・体を起こした状態で実施する。
・柔軟性が低い場合は踵が臀部に付かない。
・骨盤を後傾させるとより効果的

大臀筋ストレッチ

目的:股関節(屈曲・外旋)の可動性向上、大臀筋の柔軟性向上

ポイント・注意
・へそを床に向ける。
・伸展側の股関節付近に荷重する。
・手を遠くに伸ばすように実施する。

ハム・カーフストレッチ

目的:股関節(屈曲)の可動性向上 / ハムストリングスの柔軟性向上、足関節(背屈)の可動性向上/下腿三頭筋の柔軟性向上

ポイント・注意
・脊柱を一直線に保つ。
・手の平をくっつけたまま実施する。
・スタート時、骨盤が後傾する場合は、 軸足の膝を軽度屈曲する。

アンクルモビリティ

目的:足関節(背屈)の可動性向上/ヒラメ筋の柔軟性向上

ポイント・注意
・小趾側に向かって、膝を移動する。
・前側の足の踵を浮かさない。
・後側の足の膝を浮かさない。
・足裏全体に体重を乗せて実施する。
・つま先・膝の向きを揃える。